「バッファロー吾郎」がコント初代王者

[ 2008年10月6日 06:00 ]

キングオブコント初代王者に輝いたバッファロー吾郎の2人は、賞金1000万円を手に笑顔

 芸歴19年で涙の初タイトルだ。関西が誇るコント師・バッファロー吾郎が、全国のファンに、その実力を見せつけた。

 4組ずつに分かれての第1ラウンドは、2位以下に大差を付け貫禄の突破。司会を務めたダウンタウンの松本人志(45)も「お前ら、アホやろ」と“褒め言葉”を送った。
 そして臨んだバナナマンとの最終頂上決戦では、宇宙ステーションを舞台に、アンドロイドと博士の爆笑の掛け合いを披露。ファイナリスト8組による決選投票で勝利が決まると、2人の目には光るものが浮かんだ。
 マイクを向けられた竹若は「いろんな人に感謝したい。お笑いに入るきっかけを与えてくださったダウンタウンさんとかコントの素晴らしさを教えてくれたリットン(調査団)さんとか」と、感激を表現した。
 その後、会見に臨んだ木村は「月並みな言葉ですが信じられません」と感極まった表情。竹若も「賞レースで1位を取らせていただいたことがないので。長いことやってますけど、慣れてませんからね」と静かに喜びを語った。1000万円の使い道も「まだ何も考えられません」と、すぐには優勝の実感がわかないほどの激闘だった。
芸人仲間も祝福
 これからは王者と呼ばれる。竹若は「来年以降は雨上がりさんとかに出てもらって質を上げてほしい」と笑わせたが「恥じないようなコントをしたい」ときっぱり。
 木村も「のし上がりますよ。僕らがやってる大喜利王決定戦『ダイナマイト関西』を大みそかの視聴率戦争にぶつけるという夢を近いうちに実現したい」と意気込んだ。
 関西の若手芸人の間にはバッファロー・ファミリーが存在。TKOの2人が「バッファローさんのファン」と公言するほど人望が厚い。この日、審査員として会場に集まった芸人も素直に祝福を送る感動の戴冠劇だった。

 ★バッファロー吾郎(ばっふぁろーごろう)木村明浩(1970年11月24日生まれ、神戸市出身)。竹若元博(1970年8月12日生まれ、京都市出身)。1989年10月にコンビ結成。吉本興業所属。NSC8期生で同期に千原兄弟、FUJIWARA、なだぎ武ら。

続きを表示

2008年10月6日のニュース