スキャンダルの話題が先行した加勢容疑者

[ 2008年10月6日 06:00 ]

 ◆加勢大周という男 90年、桑田佳祐の初監督映画として注目を集めた「稲村ジェーン」のオーディションで3万人の中から選ばれた。さわやかなルックスが評判を呼び、将来性を高く期待された。

 これをきっかけに清涼飲料水のCMに起用されるなど順風満帆に見えたが、その後は本業よりもスキャンダルの話題が先行。発端は91年の独立騒動だった。母親が個人事務所を設立。そのまま芸名を使用しようとしたが、前事務所が待ったをかけ裁判で争った。1審東京地裁判決で敗訴、93年に東京高裁判決で逆転勝訴したが、このトラブルから仕事量は激減。台湾に活動の場を求めた時期もあった。
 00年4月には結婚会見を開いたが、その2カ月後には隠し子騒動が持ち上がり、これが引き金となって新婚生活も1年しか続かなかった。一時は大手映画会社が面倒を見たこともあったが、すぐに離れた。金銭面で折り合わなかったとされるが、関係者は沈黙を守る。取材にはしっかりと受け答えをするタイプで好感度も高かった。最近会った関係者はあまりのやつれ具合に言葉を失ったという。

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2008年10月6日のニュース