たけし節さく裂!「事務所モナで終わった」

[ 2008年9月12日 06:00 ]

北野武監督(左)のギャグに笑いっぱなしの樋口可南子、柳優怜

 北野武監督(61)の最新映画「アキレスと亀」(20日公開)の完成披露試写会が11日、都内で行われた。国内での上映は初めて。北野監督は、興行収入が振るわなかった「TAKESHIS’」(05年)「監督・ばんざい!」(07年)の過去2作で、所属事務所が火の車になったといい「(同じ事務所の)山本モナで完全に終わった中、何とか借金を返していきたい」と話した。

 6日に閉幕した第65回ベネチア国際映画祭の「コンペ部門」に出品されたが、選からもれた。「もしかすると賞を獲るかもと言っていたら、3日後に“股の上のポニョ”という憎たらしい映画が出てきた。ポニョよりも亀の方がモノが大きいと言っていたら、最終的にはミッキー・ロークに持って行かれた」と恨み節。結局、地元映画誌が選ぶ“白い杖(つえ)賞”が贈られたが「リタイアさせるつもりか。当てつけのようで嫌な気持ちでした」と毒舌まじりのジョークで笑わせた。

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2008年9月12日のニュース