天童「生涯忘れられない」新曲など23曲熱唱

[ 2008年9月12日 20:21 ]

新曲『幸せはすぐそこに…』を熱唱する天童よしみ」

 新曲「幸せはすぐそこに…」(詞・木下龍太郎、曲・徳久広司、発売・テイチク)が、日本レコード協会の「ゴールドディスク」の認定を受け、オリコン上半期ランキング・2008年度演歌歌謡シングル女性歌手部門で1位を獲得。現在、25万枚突破と大ヒット中の演歌歌手・天童よしみ(50)が12日、東京中野区のサンプラザホールでコンサートを開いた。

 約2200席の会場は、熱烈な中高年ファンで満席の中、ミラーボールの中から現れるという凝った演出で登場し、「中野サンプラザは、去年の3月3,4日の2日間、コンサートを開いて以来です。 今日は朝からスカッと晴れて、皆さんとお目にかかれてうれしいです。今日はおもいっきり楽しんでください」と笑顔であいさつ。

 2部構成で、1部はオリジナル曲から新曲「幸せは~」をはじめ、「夜明け」「春が来た」「道頓堀人情」「あんたの花道」、それに彼女が父のように慕って尊敬していた故・村田英雄さんのヒット曲「無法松の一生」などを熱唱。
 続く第2部は、懐かしいアメリカンポップスを中心にした構成で、今月10日に発売されたアメリカンポップスのカバー・アルバム「よしみコレクション」にも収録の「電話でキッス」「ルイジアナ・ママ」「悲しき街角」「ヴァケーション」、後半は二鼓の伴奏で「美しい昔」、代表曲「珍島物語」、再度、新曲など1部と合わせて全23曲を歌った。
 途中、NHKの番組で共演して親しくなったお笑いタレント・笑福亭鶴瓶が、突然、花束を持って応援に駆けつけ、天童もびっくり。鶴瓶に「この人の歌には本当に心があるので、いつまでも歌い続けてもらいたいです」と絶賛の言葉をかけられ、感激の様子だった。
 新曲については「大阪・新歌舞伎座公演中の今年3月7日に、私の人生の中で一番つらい父との涙の別れをしました。親子の別れは本当につらいです。そのお父ちゃんが毎日、病室でかけて聴いていた『幸せはすぐそこに…』は、生涯忘れられない曲になりました」と話していた。

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2008年9月12日のニュース