インディ新作PRで“ビッグ3”来日?

[ 2008年4月17日 06:00 ]

 映画「インディ・ジョーンズ」シリーズ主演の米俳優ハリソン・フォード(65)が、第4作「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」公開直前の6月上旬に来日する。映画PRでは8回日本を訪れているが“インディ”としては初来日。監督のスティーブン・スピルバーグ氏(61)、製作のジョージ・ルーカス氏(63)も来日予定で、日本では初の“ビッグ3共演”の期待も出てきた。

 映画界のスーパーヒーロー“インディ博士”が、ついに日本の地を踏む。同シリーズは1981年の第1作「レイダース/失われたアーク」を皮切りに、84、89年と製作され、全世界で大ヒット。配給元ではその都度、強力に来日要請してきたが、次回作の撮影などで実現しなかった。
 フォードは82年の「ブレードランナー」で初来日。その後、アカデミー賞主演男優賞にもノミネートされた85年の「目撃者/刑事ジョン・ブック」、米大統領を演じた97年の「エアフォース・ワン」など、00年の「ホワット・ライズ・ビニース」まで、映画PRでは8回来日している。
 大の日本通で知られ、特に大阪好き。関係者によると、プライベートでは家族を乗せ、自ら操縦する自家用機で「何度もお忍びで来ている」という。今作はシリーズ19年ぶりの新作でプロモーションに力が入っており、スケジュールの都合もついたという。フォードの年齢的な問題もあり、現在、第5作は白紙。それだけに、今回がインディとして最初で最後の来日になる可能性もある。
 インディ博士の初来日だけでもファンにはうれしいニュースだが、現在、スピルバーグ氏、ルーカス氏も同時来日で調整していることが判明。先ごろ、共同製作のフランク・マーシャルが配給元との電話インタビューで「とにかく全員で行く」と答えたもの。3人が公の場で顔をそろえるのは異例で、日本では初めて。スピルバーグ氏、ルーカス氏がそろって来日するのも初になる。配給元では、記録的な数の報道陣が予想される記者会見に備え、都内で最大級の会場の準備を始めている。
 日本公開は、全米公開1カ月後の6月21日。列島に梅雨を吹き飛ばす“インディ旋風”が巻き起こりそうだ。

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2008年4月17日のニュース