「AKIRA」ハリウッドで実写版

[ 2008年2月23日 06:00 ]

 日本アニメの世界的ブームの火付け役となった大友克洋監督(53)のSFアニメ映画「AKIRA」の実写版が米ハリウッドで製作される。米誌バラエティーなどが21日に報じた。人気俳優レオナルド・ディカプリオ(33)らが製作する。

 漫画雑誌「ヤングマガジン」(講談社)に82~90年に連載された「AKIRA」は第3次世界大戦後のネオ東京を舞台に超能力を持った少年の活躍を描いた。88年には大友監督が自らアニメ化し、米国でカルト的な人気を集めた。映画化をめぐっては大手スタジオが争奪戦を展開してワーナー・ブラザースが獲得。大ファンというディカプリオら3人がプロデュースし、CM出身のルエアリ・ロビンソン監督がメガホンをとる。
 実写版の舞台は新型爆弾に破壊されて31年後のニューマンハッタン。全6巻の原作単行本を前編・後編と2部構成にする構想もある。製作陣は「ブレード・ランナー」と「シティ・オブ・ゴッド」をブレンドしたような作品を目指すという。東京からニューヨークに舞台が変わることから、配役はハリウッドスターになりそうだ。09年夏に公開される。

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2008年2月23日のニュース