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死闘防衛の堤聖也 入場ジャケット「重岡」の刺しゅうは「こいつらを近くに感じたかった」ネットも涙の友情

[ 2025年12月17日 22:55 ]

WBA世界バンタム級タイトルマッチ   正規王者・堤聖也(角海老宝石)<12回戦>暫定王者 ノニト・ドネア(フィリピン) ( 2025年12月17日    東京・両国国技館 )

<WBA世界バンタム級タイトルマッチ>試合後の会見で重岡兄弟の名前がつけられたジャケットを着て記念撮影に臨む堤(撮影・河野 光希)
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 WBA世界バンタム級王者の堤聖也(29=角海老宝石)が団体内王座統一戦で同級暫定王者ノニト・ドネア(43=フィリピン)を死闘12回判定2―1で破り、2度目の防衛に成功した。目の手術により約10カ月ぶりとなったリングで暫定王座を吸収し、プロデビューから16戦無敗(13勝3分け)とした。

 鼻に2枚の絆創膏を貼って会見場に現れた堤は「かなり苦戦したなと。向こうが休んでいる時、たぶん“行けよ”とみんな思っている時間があったと思うけど、行かせてくれない。経験の差を感じた。いい経験になりました」と勝者とは思えぬ言葉を口にした。

 また、会見では入場時に着用していたジャケットも質問が飛んだ。堤は同郷の仲間である「重岡優大、重岡銀次朗」という刺しゅうの入ったジャケットを着用して花道を歩いた。「つくってもらいました」と語り、「こいつらを近くに感じたかったので、入れさせてもらいました」と明かした。

 入場のシーンでは、ネットでも感度の声が続々。「どんどんいろんなひとを背負っていく」「カッコよすぎる…」「穴口に続いて、背負いすぎだろ…」「想いも背負っている」など涙する声が上がった。

 重岡銀次郎は5月のIBF同級タイトルマッチ後に急性右硬膜下血腫のため開頭手術を受け、8月に故郷の熊本県内の病院に転院していた。その8月にはボクシング前WBC世界ミニマム級王者の重岡優大も現役引退を発表し、弟のそばで寄り添っている。

 また、堤の試合パンツには、激闘を演じてこの世を去ってしまった穴口一輝さんのロゴも刺しゅうされていた。

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