中川麦茶が乱闘騒ぎの山下賢哉に5回TKO勝ち　戦いたい相手は「亀田興毅？」

プロボクシング「3150FIGHT　Vol，4」フェザー級8回戦 （ 2023年1月6日    エディオンアリーナ大阪 ）

＜中川麦茶・山下賢哉＞5R　左フックを山下（右）にヒットする中川（撮影・成瀬　徹）
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　日本スーパーバンタム級5位の中川麦茶（34＝一力）が山下賢哉（26＝JB　SPORTS）に5回2分48秒TKO勝ちした。立ち上がりからリーチを生かした左ジャブで主導権を握ると、3回にガードの間を突き破る右ストレートを連発して優位に立ち、右アッパーを効かせてダウンを奪取。飛び込んでの左フックなど反撃を試みる山下をスイッチなどであしらい、5回に右アッパー一発で仰向けに倒してレフェリーストップを呼び込んだ。

　2年のブランクを経て復帰した中川は昨年10月、和気真吾（35＝FLARE山上）に4回TKO勝ちして日本ランキング入り。一方の山下は昨年8月の3年ぶりのリング復帰戦で福永宇宙（25＝黒潮）に判定負け。2人は12月の対戦発表会見のフェースオフで中川が額をぶつけ、山下が首投げで叩きつける乱闘騒ぎを起こしていた。

　初見参の大阪で強烈な印象を残した中川は「この前のことは（山下に）謝りたい。俺が仕掛けた部分もあるので」と話し、会見では「ベルトに興味はない。自分よりも強いヤツとやりたい」とコメント。具体的な相手を問われると「ボクシング詳しくないので…亀田興毅？エキシビションマッチで」と話してけむに巻いた。