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天心「お金の力には負けたく無い」「最後なんだ。頼む」 世紀の一戦、地上波放送なしに切実な思いつづる

[ 2022年6月1日 15:05 ]

那須川天心
Photo By スポニチ

 キックボクシングのRISE王者・那須川天心(23)とK―1王者・武尊(30)の“世紀の一戦”が行われる6月19日の「THE MATCH 2022」(東京ドーム)について、フジテレビは放送しないことを発表したのを受け、那須川は一夜明けた1日、自身のSNSを更新し、改めて胸中を明かした。

 那須川は「たまたまつけたテレビで人生が変わることもあるし、俺は地上波で格闘技を見てキックボクシングを始めた。だから最後は絶対にテレビでやらないと恩返しが出来ない。この試合を見て格闘技を始める人、何でもいいから何かを始める人、沢山居ると思う。そのきっかけになりたい」と、自ら競技を始めたきっかけを説明し、テレビ放送への思いをつづった。

 さらに那須川は「確かに時代はネットやYouTubeかもしれない。PPVでやれば沢山のお金が稼げるのかもしれない。けれどそんなのはどうでもいい。目先のお金なんてちっぽけだし、俺はお金の力には負けたく無い。この試合は沢山の子供達、未来のある人達、より多くの人に観てもらいたい。それには地上波しか方法は無い」と持論を展開。「もし地上波でやらないのであれば俺はもうやめてもいいと思ってる」と、覚悟まで投稿した。

 そのうえで「最後なんだ。これで終わりなんだ。頼む」と切実な思いを口にして、最後に「日本はまだまだ出来るはず」と結んだ。

 “世紀の一戦”と言われる今回は、インターネット放送局「ABEMA」ではペイ・パー・ビュー(PPV)方式で全試合を完全生中継される予定。那須川は、前日の発表後に自身のツイッターを更新。「お金の為じゃねえんだよ。未来の為にやってんだよ。子供達はどうすんだよ」などと投稿していた。

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2022年6月1日のニュース