×

武尊 フジ放送取りやめに切実な思い「人生を懸けて戦うこの試合を放送して」天心も「頼む」

[ 2022年6月1日 20:31 ]

武尊
Photo By スポニチ

 K―1王者・武尊(30)が1日、自身のインスタグラムを更新。フジテレビが5月31日にキックボクシングのRISE王者・那須川天心(23)との“世紀の一戦”が行われる6月19日の格闘技イベント「THE MATCH 2022」(東京ドーム)の地上波放送を取りやめたことに対し、思いをつづっり、地上波での放送を強く願った。

 武尊は「この試合を決める中で 僕と天心選手が唯一同じ気持ちで拘ったのが地上波だった。この試合を1人でも多くの人に見てもらって1人でも多くの人に夢や希望を与えたい。無料で誰もが気軽に見れるテレビにはそれだけの力がある 僕がデビューした時は 格闘技ブームが終わって テレビで格闘技が全く放送が無くて 命を懸けて戦ってもそれが沢山の人に伝わらないのが悔しかった。だから子供の頃に夢や希望をもらったように地上波放送を実現させて1人でも多くの人に格闘技のパワーを伝えたくてこの10年その為にやってきた」と地上波放送への思いを表した。

 さらに「色んな事情があってこういう決定をされたんだと思う。でもやっと一つになれてここから更に盛り上がっていく格闘技界をもう止めたくない。数年前にフジテレビへ行ってこの試合の実現に向けてお話させて頂いて 一緒に実現に向けて動いて頂いて 一緒に作り上げてきたこの大会をフジテレビで世の中の人に届けて欲しいです。格闘技の未来の為に僕等が人生を懸けて戦うこの試合を放送してください」と願った。

 今回は、インターネット放送局「ABEMA」ではペイ・パー・ビュー(PPV)方式で全試合を完全生中継される予定だが、那須川もこの日、自身のSNSを更新し、「確かに時代はネットやYouTubeかもしれない。PPVでやれば沢山のお金が稼げるのかもしれない。けれどそんなのはどうでもいい。目先のお金なんてちっぽけだし、俺はお金の力には負けたく無い。この試合は沢山の子供達、未来のある人達、より多くの人に観てもらいたい。それには地上波しか方法は無い」と持論を展開。「もし地上波でやらないのであれば俺はもうやめてもいいと思ってる」と、覚悟まで投稿した。

 そのうえで「最後なんだ。これで終わりなんだ。頼む」と切実な思いを口にして、最後に「日本はまだまだ出来るはず」と結んだ。

続きを表示

この記事のフォト

2022年6月1日のニュース