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天心VS武尊 フジ中継中止で主催者側が謝罪 格闘家志す未来の子供たちへ思い届けられず「お詫び」

[ 2022年5月31日 19:04 ]

緊急会見する「THE MATCH2022」製作実行委員会の榊原信行氏
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 キックボクシングのRISE王者・那須川天心(23)とK―1王者・武尊(30)の“世紀の一戦”が行われる6月19日の格闘技イベント「THE MATCH 2022」(東京ドーム)に関する緊急記者会見が31日午後7時から行われ、「THE MATCH2022」製作実行委員会の榊原信行氏が「突然のことで頭が真っ白」と話し、「申し訳ない」と謝罪した。

 この日、地上波放送する予定であったフジテレビが「主催者側との契約に至らず、フジテレビで放送しないことが決まりましたので、ここにお知らせいたします」と発表。発表後に天心が自身のツイッターで「みんなごめん」「お金の為じゃねえんだよ 未来の為にやってんだよ 子供達はどうすんだよ」とコメント。武尊も「この試合の意味を分かって欲しい。まだ諦めません」とつづるなど、波紋を広げていた。

 これを受けて緊急記者会見が開かれ、K-1プロデューサーの中村拓己氏、榊原氏、RISE代表の伊藤隆氏が出席した。

 榊原氏は「この決定がなされたことに対してはとっても残念に思う。僕はフジテレビさんとの交渉を担当させていただいていたので、状況は逐一わかっておりましたが、実行委員の中村プロデューサー、伊藤代表には、その後にご案内することになって、お2人含めて突然のことで頭が真っ白になっている状況にあります」とした。

 また「私もこういう形でフジテレビさんが放送を降りるということが正式的に決まるとは正直思っていなかったので残念。放送がないということが、一つはすごく楽しみにしてくれていたファンのみなさんとか、フジテレビさんで言えば視聴者のみなさん、本当に申し訳ないなと感じる」と謝罪した。

 さらに「この試合を通じて、子供たち。ペーパービューで有料で観ていただくファンのみなさんとは別に、未来の天心と武尊、そしてその他格闘家たちに憧れて、志してくれるであろう未来への子供たちにメッセージを届けたいという思いが両選手あった。その思いがこういう形でかなわなくなったことに、私の交渉不足も含めてお詫びしたい」と語った。

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2022年5月31日のニュース