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ドネア、スーパーサイヤ人になる!! 尚弥との再戦へ自信の公開練習

[ 2022年5月31日 17:31 ]

ボクシング・世界バンタム級3団体王座統一戦   WBAスーパー&IBF&WBO王者・井上 尚弥(29=大橋)22勝19KO <12回戦> WBC王者ノニト・ドネア(39=フィリピン)42勝28KO6敗 ( 2022年6月7日    さいたまスーパーアリーナ )

スーパーサイヤ人になるポーズを決めるドネア(帝拳ジム提供)
Photo By 提供写真

 井上尚弥と2年7カ月ぶりの再戦に臨むWBC世界バンタム級王者ノニト・ドネアが31日、都内のジムで代表取材に対して練習を公開した。トレーニングは約30分間で、サンドバッグ打ちとシャドーボクシングを各1ラウンドのみ披露したが、来日後は一日10ラウンドのスパーリングを行うなど、25日の来日後練習開始から1週間で18~20ラウンドを消化したという。

 11月だった19年の初戦と異なり、今回の東京は夏日が続く。それでも「時差、天候なども問題ない。しっかりと調整できている。試合のために来ているのだから、外が雪であろうと何であろうと問題ないさ」と調整は問題ないと強調。11回に左ボディーでダウンを奪われ、0―3で判定負けした前回の井上戦から食事やトレーニング、考え方など全てを変え、「あの試合から、より強くなったと思う。前回の井上戦は自分の欲を見つけるような試合になった。今は新しい欲が生まれ、これまで以上に燃えている。今の方が人間的にも良く、より強いボクサーになっている」と自信を口にした。

 グローブやシューズ、ガウンなどのコンセプトを問われると「いつも通りオレンジとブルーでいく。このカラーはドラゴンボールの悟空みたいだと言われる。自分もドラゴンボールが大好きだからいいけれど。本当は自分を表現する“チャクラの色”ということでこのカラーを使っている。ブルーは自分の声、オレンジは自分を表現するという意味。それでこの2色なんだけれど。ハァー! ハァー! スーパーサイヤ人になるよ(笑い)」と“戦闘民族”化を宣言。井上に勝てば3団体王座統一で、WBO王者ポール・バトラー(英国)が相手となる4団体統一も見えてくる。「4団体統一が目的であり、目標であり、モチベーションになっている、井上との試合でベルトを全部、自分のものにしたい」と言い切った。

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2022年5月31日のニュース