天心VS武尊　フジ放送消滅に伊藤代表「選手のフォローを」　中村Pは発表直前に知った「驚いたのが一番」

＜THE　MATCH2022記者会見＞記者会見に登壇した（左から）RISE代表・伊藤隆氏、株式会社ドリームファクトリーワールドワイド代表取締役社長・榊原信行氏、K－1プロデューサー・中村拓己氏（撮影・藤山　由理）
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　キックボクシングのRISE王者・那須川天心（23）とK―1王者・武尊（30）の“世紀の一戦”が行われる6月19日の格闘技イベント「THE　MATCH　2022」（東京ドーム）に関する緊急記者会見が31日に行われ、「THE　MATCH2022」製作実行委員会の榊原信行氏が「突然のことで頭が真っ白」と話し、「申し訳ない」と謝罪した。

　地上波で放送する予定だったフジテレビがこの日、「主催者側との契約に至らず、フジテレビで放送しないことが決まりましたので、ここにお知らせいたします」と発表。同日夜に行われた会見には、榊原氏、K－1プロデューサーの中村拓己氏、RISE代表の伊藤隆氏が出席した。

　伊藤代表は開口一番「突然のニュースでビックリしました。非常に残念だなと思います」。しかし「6月19日はもう決まっているので選手たちのフォローをして、今回出場する選手は一流選手なので最高の試合をしてくれると願っています。6月19日は満員の東京ドームは今までほとんどなかったと思います。キックボクシング・Kー1・RISEの中でもこういう機会はなかったので実行委員として全力でやっていきたいと思います」と大会当日に全力を注ぐことを誓った。

　中村プロデューサーは「僕も発表される直前に聞いたので驚いたのが一番です。こういう形で地上波放送が無くなってしまったのは本当に残念です」と語った。「大会をやるということは変わらないですし、Kー1ファイターは地上波放送がないから力を出し切れないとかモチベーションが上がらないみたいなヤワな選手はいないです。どんな場所でも今まで最高の試合をしてきたファイターなので皆さん安心してください」と応援してくれるファンへメッセージを送った。

　さらに「僕らと戦うRISEさんの選手や色んな選手たちも同じ気持ちだと思います。最高の格闘技イベントが今まで以上にもっと注目されるイベントになると思います。この日にしか見られないイベントにしてファンの人たちに喜んでもらいたいと思います。残りの時間も全力で頑張りたいと思いますし、まだフジテレビさんにチャンスがあるならその可能性に懸けたいと思います」とフジテレビでの放送の希望を捨てなかった。