履正社&オリックスの先輩に直撃!! T―岡田氏が岸田護監督と開幕直前対談

[ 2026年3月26日 05:45 ]

オリックスの岸田監督(右)と対談したT-岡田氏(撮影・後藤 大輝)
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 オリックス・岸田護監督(44)と球団アンバサダーで本紙評論家のT―岡田氏(38)の開幕直前対談が実現した。今季就任2年目を迎え、チーム3年ぶりのリーグ優勝を目指す指揮官。05年ドラフトの同期入団で、履正社(大阪)の6学年後輩にあたるT―岡田氏を相手に、ここまでの手応えや期待の若手、自身の心境の変化などを語り尽くした。 (取材・構成 阪井 日向)

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 T―岡田氏(以下、T―岡田) 監督、よろしくお願いします!今年は監督就任2年目になりますが、ここまでキャンプ、オープン戦を通じて手応えはいかがですか?

 岸田監督 (以下、岸田)よろしく!今年のキャンプは本当に、天候に恵まれたので、練習でやりたいことは数多くできたかなと。当然、競争の中でやってもらうので、いろんな選手をグルグル(1、2軍で)回しながら。試合での打席数も大体均等にしながら準備してきました。選手たちの状態自体は悪くないかなと思っています。ピッチャーの方も、まずまずじゃないかと。これは、ふたを開けてみないと分からないのでね。

 T―岡田 軸になる選手は投手でも何人かいると思いますが、そのあたりも固まってきていますか?

 岸田 この時期になれば、固まってきています。当然、柱は宮城。エースですからね。その後に(九里)亜蓮もいるし、曽谷もいる。田嶋も山岡もエスピノーザもいて、ジェリーもいて…。

 T―岡田 ジェリー、いいですよね。あまりNPBにはいないタイプの投手だなと思いますが。

 岸田 面白いよね。器用。意外とフィールディングとかけん制、クイックモーションもできる。球速150キロの直球も投げられますし、その(ストライクゾーンの)中でボールを動かすスタイル。楽しみだなと。

 T―岡田 昨年は春季キャンプを終えてから、トミー・ジョン手術(内側側副じん帯再建術)を受ける投手が何人もいました。そういう意味ではケガから戻ってくる選手もいますし、昨年よりは全然順調だなというのはありますよね。

 岸田 昨年はシーズン終盤、シーズン後に才木や古田島、東に小木田も手術をしました。野手では(今年の)春季キャンプで頓宮がケガをしてしまいました。でも、(チーム内の)競争に関してはできていると思いますよ。ケガから戻ってくる選手が(今季は)何人出るかですよね。

 T―岡田 野手では、やっぱりセンターラインの紅林、太田あたりがしっかりしないといけない。紅林はやらないといけない立場だと思います。今のうちに悪いものを出して、ここから変わってくれることを期待したいです。もう、レギュラーとしては5年やっているわけですから、自覚を持ってチームを引っ張っていってほしいというのはありますよね。

 岸田 そういう内容の話は紅林としました(※1)。そのつもりでやってくれていますけどね。打てていなくて、集中力が散漫になっていた部分があった。チームの柱になろうとする男だったら、他にやるべきことがあるということは話しました。

 T―岡田 期待をしている若手選手はいますか?

 岸田 若い野手だったら(23年ドラフト1位)横山聖哉だったり。投手では寺西や東松とかも躍動している。聖哉は今年で高卒3年目。体もデカくなって、打球も飛ぶ。経験値こそないですけど、楽しみな選手の一人ですよ。

 T―岡田 勝つためには若い力も必要になってきますよね。

 岸田 チームの空気としても、若い選手らが盛り上げることは必要なところです。

 T―岡田 監督自身、就任2年目を迎えて、心境はどうですか?

 岸田 余裕はないですよ。余裕を持っていい役職ではないです。やるべきことは決まっているので、そこは腹を決めてやるだけです。多少、監督生活の流れに慣れたところはありますがね。同じ日は一日もないので、いつも新鮮な気持ちでやっています。オフも1年目と2年目ではやることが違いました。1年目のオフはチームのことをずっと分析していましたけど、2年目のオフは他のチームのことを見ていました。

 ――27日の開幕戦は楽天(京セラドーム)が相手。相手がどこであれ、やはり開幕戦は特別であり、大事な1試合という位置づけか?

 岸田 昨年も(若月)健矢のサヨナラヒットで勝ちましたけど、やっぱり勢いに乗る要因としては大事な試合だと思います。攻撃陣は、あそこから火が付きましたから(※2)。そういう意味では、やっぱり重要な試合だなと思います。私も昨年は、ド緊張で試合に入りましたし、開幕戦は特別だと思います。

 T―岡田 監督として昨年と今年では準備の仕方も全然違うと思います。しっかり準備をして入ることができるシーズンだと思うので、凄く期待しています。優勝を目指して、体調には気をつけて頑張って下さい!最後に、今年の抱負を聞かせてください。

 岸田 当然、優勝を目指してやるのは当たり前のことです。全員が本気になって、取り組んでいけるかというところですよね。そういうチームになって、ファンの皆さんに応援してもらいたいと思う。今年一年も必死に食らいついて、頑張っていこうと思っています。全員で勝ちに向かって、やっていきます!

 (※1) 紅林は今春のオープン戦は出場11試合で打率.071と低迷。10日のロッテ戦では失策にベースカバーの乱れなど守備面でも精彩を欠いたことから、岸田監督は1打席限りで途中交代を命じた。翌11日ロッテ戦の試合前練習中に紅林を呼び寄せ、立ち振る舞い含めてチームの柱としての自覚を促した。

 (※2) 昨年3月28日の開幕・楽天戦では2―2の9回2死二塁で若月が左中間へサヨナラ打。開幕3カード終了時点で10年以来15年ぶり、52年のフランチャイズ制以降では球団最多タイとなる貯金6を記録するなど開幕ダッシュに成功した。

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