【センバツ】帝京・前田前監督 ベンチの最前列に立っていた金田監督を賞賛

[ 2026年3月25日 05:00 ]

第98回選抜高校野球大会第6日・2回戦   帝京4―9中京大中京 ( 2026年3月24日    甲子園 )

<帝京・中京大中京>観戦に訪れた帝京・前田前監督(撮影・松永 柊斗)
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 【みんなイイじゃん】延長タイブレークの末の敗戦。ネット裏で見つめる帝京の前田三夫前監督(76)は柔和な笑みを浮かべた。

 「試合には負けましたけど、満足です。帝京の強さを見せてくれた。これからが楽しみ。強くなりますよ」

 19日の沖縄尚学との開幕戦は所用のため都内自宅でテレビ観戦。21年夏を最後に退任し、甲子園のスタンドから帝京の試合を見るのは人生初めてだ。着目したのは0―4から一気に追いついた5回。「こういう展開は淡泊な試合になりがちだけど、そうはならなかった。ここは選手任せにしても、監督一人がもがいても駄目。監督と選手たちの意思の疎通ができていて、冷静に、うまく選手を動かせたからこそ打線がつながった」と教え子の金田監督を称賛した。

 その金田監督の立ち位置にも注目。苦い思い出がある。甲子園初出場の78年選抜。ベンチの真ん中で座っていたら「ピンチでもチャンスでも選手がこっちを見るんですよ」。試合は0―3で小倉(福岡)に敗れ、考えを改めた。「監督は親と同じ。ピンチでも“大丈夫だ”という姿を見せ安心させてあげないといけない」。以降、どこからでも見えるようにと、常にベンチの最前列に立って甲子園通算51勝。金田監督も最前列に立っていた。

 名伯楽には甲子園がよく似合う。スタンドから送る視線は“親”そのものだった。(秋村 誠人)

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