長野久義氏 終始笑顔で終わった引退試合 実は「うるうる」していた場面「あの瞬間が一番感動」

[ 2026年3月22日 18:41 ]

長野久義氏
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 巨人広島でプレーし、昨季限りで現役を引退した長野久義氏(41=巨人編成本部参与)が22日、パーソナリティーを務めるTOKYO FM「SGC presents 長野久義 El Dorado~新・黄金時代~」(日曜前8・00)に出演。自身の引退試合として14日に開催された日本ハムとのオープン戦(東京D)について振り返った。

 15日の前回放送は引退試合前の収録だったため、この日が引退試合後の収録分としては初のオンエア。

 2月末から米国、プエルトリコなど海外を回っていた長野氏は3月12日朝に帰国し、2日後に引退試合という過密スケジュールだったそうで、プエルトリコは現地でWBCに出場していた巨人のマルティネス(キューバ代表)やバルドナード(パナマ代表)の応援も兼ね、「いい選手いないか」という目的もあっての視察だったという。

 時差ぼけもなく、帰国2日後に引退試合当日を迎えた長野氏。8回、2死走者なしの場面でキャベッジの代打として出場し、見事に中前打を放つと、岸田の右前打で一塁から三塁まで激走、9回に就いた右翼守備ではフライキャッチ…とさすがの千両役者ぶりで存在感を示した。

 現役時代は初球から積極的に打ちにいくことが多かったが、この日はさすがに…ということで、事前に関係者と相談。ボール、ストライクと2球目まではバットを振らず、3球連続ファウルで粘ったあとの6球目、149キロ直球を中前に運んだ。

 ファウルで粘った際には、この回から日本ハムの二塁守備に就いていた日大の後輩・上川畑が危うく?捕球しそうになる場面も。

 「捕るな!と思って」と笑わせた長野氏は翌日、上川畑と話したそうで「昨日ありがとう」と伝えつつ、「捕りそうだったね」(長野氏)「最初捕ろうかな、と」(上川畑)「バカヤロー!」(長野氏)というほほ笑ましい会話も明かして笑わせた。

 NPB通算99盗塁。安打で一塁に出た際には川相コーチから「盗塁するか?」と“100盗塁目”に向けた声もかけてもらったが遠慮したこと、岸田の進塁打で二塁ベースを蹴る際には「ベースでかっ!」と今季から大きくなったベースへの感想も語り、「映像を見たら笑ってたんで」と自身の笑顔の理由は「ベースでかっ!」だったことも楽しそうに明かした。

 また、自身が安打した際に日本ハムベンチも総出で拍手してくれたことに深く感謝。「新庄監督も僕が打った瞬間とか、あとで写真を見たんですけど、手を広げて一番喜んでくれて」と、自軍関係者についてはもちろん、敵将の笑顔にも胸を打たれた。

 試合後の場内一周も含めて終始爽やかな笑みを浮かべて最後まで涙を見せなかった長野氏。だが、実は「うるうるしかけていた」場面があったという。

 それは9回のフライキャッチの場面。日本ハムベンチの新庄監督が長野氏の守る右翼へ打てと選手たちに合図していることに気付き、その配慮にうるっとして感動してしまったそうで、実際に捕球したあとの東京ドーム全体の温かい空気感には「あの瞬間が一番本当に感動的な」と振り返って感謝、感謝の長野氏だった。

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