【センバツ】高知農・松本琉心「甲子園は走りやすかった」元陸上部の“助っ人”が8回代走で出場

[ 2026年3月22日 05:00 ]

第98回全国選抜高校野球大会第3日・1回戦   高知農1―8日本文理 ( 2026年3月21日    甲子園 )

<高知農・日本文理> 8回、代走として出場した高知農・松本(撮影・大森 寛明)
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 【みんなイイじゃん】中2の時、担任の先生に相談された。「野球部の助っ人やってみない?」。高知農の背番号16・松本琉心(2年)は当時、陸上部に所属していた。しかし野球部が部員不足で、大会出場のための要員に借り出されたのだ。

 野球は未経験どころか、「小さい頃も野球は好きではなかった」と心が弾まなかった。ところがバットを振り、球を投げてみると夢中になった。「面白い!」。そして中2で野球部に転部し、白球を追う日々が始まった。

 入部当初は思うようにバットに当たらなかった。コツコツとマシン打撃を続けるうちに、快音が響き始める。「誰よりも練習しました」。助っ人出場までは、草野球すらする機会がなかった。それが高校では迷わず硬式野球部に入った。

 「自分が一番下手」と、高校でもはい上がるところから始まった。定位置争いへ、元陸上選手の経歴を強みにする。50メートル走6秒3の俊足を生かし、外野手として守備範囲の広さを磨いてきた。昨秋には1年生ながら背番号7を奪取。そして、野球を始めて4年目で、聖地にたどり着いた。

 1―8の8回には代走出場。「甲子園は走りやすかったです。まさか、僕が甲子園まで来られるとは…」。野球を選んだことが間違いではなかったと、甲子園が肯定してくれたようだった。 (河合 洋介)

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