広島 島内颯太郎が完全復調をアピール「ゼロを1個刻めたのは次につながる」

[ 2026年3月18日 05:45 ]

オープン戦   広島1―2オリックス ( 2026年3月17日    京セラD )

<オ・広>8回に5番手で登板した島内(撮影・後藤 大輝)
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 広島・島内颯太郎投手(29)が17日、オリックスとのオープン戦で完全復調をアピールした。1点劣勢の8回に救援登板。打者3人を完璧に封じ、新球フォークなどで2三振を奪った。過去2度の登板で連続失点しても、開幕10日前に不安を一掃した守護神候補。新井貴浩監督(49)は「打者がフォークに反応していたし、真っすぐも良かった」と全幅の信頼を寄せた。

 開幕10日前にして、打者を翻弄(ほんろう)する力強い投球がよみがえった。1点を追う8回に5番手で登板した島内が、オリックスの中軸を3者凡退斬り。安どの息をついた。

 「2試合失点していたので、自分の中で多少の不安はあった。ゼロを1個刻めたのは次につながると思う」

 まずは先頭・太田を内角高め直球で力のない右飛に仕留めると、新外国人のシーモア(レイズ)は外角低めチェンジアップでタイミングを外して空振り三振に。最後は中川から球速143~145キロの新球フォークで2つの空振りを奪い、三振に斬った。

 「今日はフォークが良かった。中軸相手にそのボールが投げられたのは一つ収穫です」

 不安を抱えた中での登板だった。カリステに被弾した8日の中日戦で1回2失点。前回14日の阪神戦でも、ファウルになるはずの152キロ内角高め直球を高寺に右翼線へはじき返されるなどし、1回を4安打3失点と結果を出せずにいた。

 「球速の割に真っすぐがはじかれていた。自分では気付かなかったけど、捕手の坂倉や菊地原(投手)コーチに聞くと“ボールが見えやすい感じがある。フォームにもっとメリハリがあった”と」

 60試合に登板し、防御率1・40をマークした昨季の映像でフォームを確認。左足をより高く上げ、下半身の反動で投球に力を伝える基本に立ち返って、この日に臨んだ。新井監督は「良かった。前回ほぼ投げていなかったフォークをしっかり投げ、打者も反応していたし、真っすぐも良かった」と称えた。

 指揮官が「クローザーは固定しない。臨機応変に回す方が、やりやすいのかなと思う」として、森浦とともに抑え候補に挙がる右腕。新球フォークの効果を含め、このタイミングでの復調はチームに安心感を与える。

 「(フォークには)まだ真っすぐやチェンジアップほどの自信はないので、もっと成功体験を積み重ねて、自分の中で優先順位を上げていけたら」

 直球はこの日、最速154キロを計測した。130キロ前後のチェンジアップに、140キロ台半ばのフォークが加われば打ち返すのは至難。屈強な29歳、盤石の救援ロード歩む準備が今季も整った。 (江尾 卓也)

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