【侍ジャパン】大谷翔平 四球でつなげた逆転2ラン 天覧試合で1次ラウンド1位突破飾った

[ 2026年3月9日 05:00 ]

第6回WBC1次ラウンドC組   日本4ー3豪州 ( 2026年3月8日    東京D )

<日本・豪州>2回、打球を見つめる大谷(撮影・木村 揚輔)
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 天皇、皇后両陛下、そして「野球ファン」の長女愛子さまが見つめられていた。0―0の2回2死一、二塁のチャンスで侍ジャパンのドジャース・大谷は左中間深くまで飛ばしたが中堅手のグラブに収まり、スタンドのファンと同様に愛子さまも大きくため息をついた。

 4回2死満塁の絶好機は、二塁走者の牧が飛び出してけん制死で逸した。その後、7回は先頭で四球を選んで出塁し、吉田の逆転2ランにつなげた。8回1死二、三塁では今大会2度目の敬遠に場内は大ブーイングに包まれたが、ダメ押し点を呼んだ。日本選手最長記録を更新していたWBCの連続試合安打は9でストップしたが1次リーグC組の1位突破を決める開幕3連勝に貢献した。

 多数の警備員が球場内外に配置され、試合前から独特の緊張感に包まれる中、大谷は自然体だった。前夜に「体もスイング自体も定まっていない時期。しっかり振るという意味では一つ良い調整」と語った通り、3日連続でフリー打撃を行い、3セット計15スイングで9本もの柵越え。スポンサー契約する「KOWA」の右翼大型ビジョンに当てる特大弾など規格外の飛距離で周囲の度肝を抜いた。

 試合後、天皇皇后両陛下、愛子さまが退場する際にチームとともに脱帽し、頭を下げて見送った。過去2度のプロ野球の天覧試合で、いずれも本塁打したのが昨年6月に死去した長嶋茂雄さんだった。天覧アーチで続くことはできなかったが、野球の伝道師たれというミスターの熱い思いは引き継いでいる。昨年11月の長嶋さんのお別れの会。大谷はビデオメッセージで「僕たちにつないでいただいたバトンを次の世代につないでいくのが、私の、そして私たちの使命だと強く思っています」と語った。今の使命は連覇を達成し、野球の素晴らしさを世界中の子供たちに伝えること。決戦の舞台マイアミに向け、大谷はバットで貢献し続ける。(柳原 直之)

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