落合博満氏 侍ジャパン井端弘和監督の思い出「きょうの収穫は井端のゲッツー」の理由は

[ 2026年3月5日 20:05 ]

落合博満氏
Photo By スポニチ

 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(72)が5日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。中日監督初年度の2004年から選手会長として目指した「ピッチャーを中心とした守りの野球」の軸として体現してくれた侍ジャパンの井端弘和監督との思い出を語った。

【動画】落合博満 【深掘りみつ】井端弘和さんについて語る

 ゴールデングラブ7回。ベストナイン5回。荒木雅博氏(現中日球団本部長補佐)との「アライバコンビ」の守備は、多くのピンチを救い勝利に導いた。

 守備の名手である井端監督だが、落合氏の印象に残っている思い出は打撃だった。就任1年目の2004年、5月11日のヤクルト戦(ナゴヤドーム)の6回だった。1死一塁から三塁併殺打でチャンスを逃すなど、この試合は5打数無安打。チームは5連敗で4年ぶりの単独最下位に沈んだ。

 その試合後に指揮官だった落合氏が口にしたのは「井端のサードゴロ併殺打が一番の収穫。君たち(報道陣)には分からなくて結構」だった。

 その理由について落合氏が説明した。

 「グラウンドを90度に使い始めたっていうこと。オレが入る(監督就任する)まで、左(方向)に打っちゃいけないっていうふうに言われてたらしい。引っ張ったらダメだっていうふうに。グラウンドを45度しか使っていないような選手だった。引っ張ってもいいんだよ。右45度しか使っちゃいけないっていうようなことから、頭を切り替えてもらうっていう。記事を見て監督が何を言おうとしているのかなっていうのは、選手は分かっていなかったと思うよ。でも、のちのち分かったと思う。監督が謎解きしたら選手は何も考えなくなるじゃない」

 翌12日のヤクルト戦で井端は4打数4安打1打点ときっかけをつかんだ。

 「井端には“ホームラン打てるんだったらホームラン打て”とは何回も言ったことある。2ケタ打つだけの力はあるんだろうけど、右に打たなきゃいけないっていうようなことで振り切るバッティングをしないっていうね。首脳陣が誰かっていうことによって、彼らの特徴を活かすこともあればつぶすこともある」

 侍ジャパンを指揮する井端監督は、選手たちの特徴をどのように活かして勝利に導くのか。落合氏は楽しみにしていた。

「落合博満」特集記事

「大谷翔平」特集記事

野球の2026年3月5日のニュース