剛速球は一級品、残る壁は耐久力 レッズのハンター・グリーンが挑む真のエース像

[ 2026年2月23日 08:28 ]

レッズのハンター・グリーン(AP)
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 レッズのエース、ハンター・グリーン投手(26)は、身長1メートル96の長身から平均99.5マイル(約160.1キロ)の4シームを投げ込む剛腕だ。空振り率46.9%を誇るスライダーも武器に、昨季は7勝4敗、防御率2.76を記録。チームを2020年以来となるプレーオフ(ナ・リーグのワイルドカード)へ導いた。

 ただし、フルシーズンを通じた稼働には課題が残った。登板はキャリア最少の19先発、投球回も107回2/3にとどまった。5月9日に右鼠径部(そけいぶ)の張りで15日間の負傷者リスト入り。5月23日に復帰して3試合に先発したが、同じ箇所を再び痛めてILに逆戻りし、復帰は8月13日までずれ込んだ。その反省から、グリーンは今オフ、トレーニングに下半身強化メニューをより多く取り入れた。

 耐久性を高める取り組みの成果は、今季のレッズの行方を大きく左右する可能性がある。「もちろん、個人的な目標は設定しています。自分にとって一番大事なのは、多くのイニングを投げること。奪三振などの数字も大切ですが、とにかくマウンドに立ち続け、できるだけ長く投げて、健康な状態で全ての先発をこなしたい」とAP通信に語っている。

 テリー・フランコナ監督も、「状態はいいし、しっかり仕上がっている」と評価する。グリーンは2017年のアマチュアドラフトで全体2位指名を受け、レッズに入団。マイナー時代にトミー・ジョン手術を経験しながらも、2022年に先発ローテーション入りを果たした。2024年はキャリア最高のシーズンだった。26先発で9勝5敗、防御率2.75。初のナ・リーグ・オールスターにも選出され、150回1/3を投げて169奪三振を記録した。

 ただし、この年も肘の張りでIL入りを経験している。「僕には大きな体があり、そこから大きな力と出力が生まれる。だからこそ、健康面も出力面も、すべてのチェック項目をきちんと満たしていなければならない」とグリーンは言う。昨季は初めてポストシーズンのマウンドにも立った。ナ・リーグ・ワイルドカードシリーズ第1戦でドジャース相手に先発し、3回6安打5失点。悔しさも味わった。リーグを代表する絶対的エースになるために、グリーンは歩みを止めるつもりはない。

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