阪神から移籍の島本浩也が感じた日本ハムの強さと“コミュ力”の高さ「馬力がすごくて」「一生喋ってる」

[ 2026年2月22日 08:00 ]

日本ハムで同学年の(左上から時計回りに)山﨑、有原、玉井、西川、加藤と食事会を開催した島本(右)。同僚選手のコミュニケーション能力の高さに驚く日々だという
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 阪神から日本ハムにトレードで移籍した島本浩也投手(33)がスポニチアネックスの取材に応じ、新天地で過ごす日々を振り返りながら日本ハム投手陣のすごみや同僚選手、新庄剛志監督(54)の印象などを語った。ブルペン投球などでは、リーグ屈指と言われる救援陣の実力を実感。選手のコミュニケーション能力の高さに驚きつつもチームに溶け込んでいる。(取材・遠藤 礼)

 今年の沖縄は天気に恵まれている。名護のチーム宿舎近くに現れた島本の顔はこんがりと焼けていた。すでに実戦登板も果たして調整は順調。何より、新天地での日々が充実しているそうだ。「だいぶ慣れました。すごくやりやすく過ごせてます」。余計なお世話と思いつつも、実は阪神時代から人見知りの性格を知っていただけに心配していたが、杞憂に終わった。

 「チームに入ってもう1カ月ぐらいになるんですかね。人見知りなんで最初は様子をうかがってたんですけど、みんなガンガン話しかけてくれる。歳下の選手もちょっとタメ口で来たり(笑い)。それも僕は嬉しくて。何とも思わないし、かわいいなと。“島さん、島さん”と来てくれる」。中でも同学年の左腕・加藤や1学年下の上原、野手では7学年下の水野と一緒にいる時間が多いという。先日も水野から「今日何してるんですか?飯いきましょうよ」と誘われたそうだ。チーム内には同い歳の選手も多く西川、有原、加藤、山﨑、玉井と同期会も開催。「みんなコミュ力高くて一生喋ってる。すごいですよ。僕も喋りますけどまだついていけてない」と笑った。

 グラウンドではそんな同僚たちから刺激を受ける日々だ。ちょっとしたカルチャーショックだったのが、投手陣があまり遠投を行わないことだった。「遠投をあまりしないし、キャッチボールも長い時間やらない。どっちが良い、悪いじゃなく阪神とは真逆ですね」。キャンプ序盤は阪神時代に同僚だった斉藤とペアを組んだ。「トレードが決まった日に電話をくれてキャッチボールやりましょうって。早いなって」。斉藤も島本と同じ遠投を組み込むタイプだけに昨年までと同様の方法で肩を温めることができた。

 ブルペンでは救援陣の能力の高さに最初は圧倒された。「球の速さとか馬力がすごくて。ちょっとびっくりしました。12球団トップクラスと言われる理由が分かりました」。野手でも万波や清宮の打撃をよく見ているそうで「飛距離もですけどスイングがすごい。強いチームに来たなって」と振り返った。新庄監督とは会話をする機会はほとんどないが「監督はチーム全体をすごく見ている印象があります」と語った。移籍決定時には歓迎のDMが届き、キャンプイン前日には「じっくりやってくれたらいい」と声をかけられた。

 若く勢いがあり、パワーピッチャーも多い日本ハムのブルペン陣。その中で島本はどんな投球を体現して居場所を見つていくのか。「僕は僕の投球スタイルで、他の投手にはないところで勝負したい。球速も出していきたいですけど、球速じゃないところで打者を抑えるっていう部分もアピールしていきたいですね」。新しい挑戦に、その目はギラついていた。

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