ドジャース・大谷 WBCは「一刀流」DH登録 連覇へ打者専念 各国難敵打ち砕く

[ 2026年2月7日 01:30 ]

ウオーミングアップする大谷(撮影・須田 麻祐子)
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 3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する各国の代表メンバーが5日(日本時間6日)に発表され、ドジャース大谷翔平投手(31)はDHで登録された。前回大会は二刀流選手として登録され、14年ぶりの世界一に貢献したが、今回は投手として保険が適用されなかったとみられる。06、09年大会以来、2度目の連覇へ、「一刀流」で侍ジャパンをけん引する。

 投打で侍ジャパンを世界一に導いた前回23年大会は「Two―Way Players(二刀流)」登録だった大谷が、今大会はDH登録となった。最大のネックは保険問題だ。複数の関係者によると投手として保険が適用されなかったとみられ、侍ジャパンから先行発表されていた投手ではなく、最終登録メンバーはDHで発表された。

 保険はメジャー40人枠入りする選手が大会中に負傷した場合、離脱中の年俸を所属チームに支払う仕組み。野手は最大2年、投手は最大4年分の年俸が補償されるという。故障歴や手術歴を保険会社が審査し、適用できるか否かを決める。大谷はWBC制覇から半年後の9月に2度目の右肘じん帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受け、昨年6月に投手に復帰したばかり。復帰後もリハビリの一環として球数やイニング数を制限した登板が続いていた。ド軍のデーブ・ロバーツ監督も1月31日のファンフェスタに「彼(大谷)はWBCでは投げない。彼自身の決断」などと明かしていた。

 大谷は同日に「まだ分からない。最後の最後まで調整次第というか、体の状態を見てそうなる(判断する)んじゃないかと思う」と未定を強調していたが、保険なしでの登板は現実的には難しい。今大会は野手の登板に関する規定がまだ発表されていないが、前回大会と同様であればWBC技術委員会の事前承認がない限り、野手の登板は認められない。大会直前の3月2、3日の強化試合でも登板はできず、シーズン開幕へ向けての調整はライブBPなど実戦形式の登板を重ねて進めることになる。

 王座奪還を狙う米国は、ヤンキースの主砲ジャッジや、ともに昨季サイ・ヤング賞のパイレーツの右腕スキーンズ、タイガースの左腕スクバルの出場が正式発表された。3大会ぶりの優勝を狙うドミニカ共和国もブルージェイズ・ゲレロ、メッツ・ソトら強打者がそろった。ドミニカ共和国とは準々決勝から対戦する可能性がある。

 大谷の代表合流時期は2月下旬の名古屋からの見込み。同じファンフェスタで「(前回大会より)さらに素晴らしい大会になることを一選手として願っている。優勝することに越したことはない。そこを目指してまた頑張りたい」と語っていた。投げなくなっても、心の刀は決して折れない。不屈の一発で、侍ジャパンを再び世界一に導いてみせる。(柳原 直之)

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