【26年版球界新士録(10)広島6位・西川篤夢内野手】両親への「感謝、恩返し」刻み定位置へ駆け上がる

[ 2026年1月23日 05:05 ]

レギュラー奪取を目指す西川
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 支えてくれた家族に恩返しする時が来た。145キロを計測する投手としても活躍した強肩遊撃手の西川。「プロになるため、硬式でやりたい」と小5から中3までは実家の三重県伊賀市から離れた愛知県、大阪府のクラブチームに通い、野球に打ち込んできた。

 両親が毎週末、練習場まで往復3時間の道のりを車で送迎してくれた。母・ひとみさんは夜中の2時から弁当作りを行い、早朝4時には自宅を出発。練習中、車の中で寝ている母の姿を見るたびに、感謝の思いで胸がいっぱいになったという。野球に集中できる環境をつくってもらったからこそ、「感謝、恩返し」を忘れずにグラブの刺しゅうにも、この言葉を刻んでいる。

 「上を目指して子供の頃からやってきた。(両親にも)いろいろ負担をかけてきたが、活躍をする姿を見せて、恩返ししたい」

 一番の強みは体の強さだ。小3からの野球人生で一度もケガをしたことがない。土台を構築したのが走り込み。高校時代は塁間100本ダッシュを日課とし、帰宅後も自宅近くにある約50メートルの坂道を毎日20~30本ダッシュして強靱(きょうじん)な肉体を構築してきた。新人合同自主トレのシャトルランでも常に横の選手を意識。9人のうち唯一の高校生だが、ランニングメニューは常にトップで駆け抜け、球団トレーナーも「この子は凄い」と高いポテンシャルを評価する。

 「足の速さと肩の強さに自信がある。そこを見てもらいたい」と西川が近い将来のレギュラー奪取を目指す。 (長谷川 凡記)

 ◇西川 篤夢(にしかわ・あつむ)2007年(平19)12月28日生まれ、三重県伊賀市出身の18歳。小3時に緑ルーキーズで野球を始める。5年から愛知県の稲沢中央ボーイズ、中学では大阪箕面ボーイズでプレー。神村学園高伊賀では1年春からベンチ入り。主将の3年夏は三重大会3回戦敗退で甲子園出場なし。1メートル84、77キロ。右投げ左打ち。

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