阪神・高橋遥人 甘党がアイス断ちローテ争いに勝つ 理想の81キロへ連日の走り込み「最高っす」

[ 2026年1月9日 05:15 ]

キャッチボールする阪神・高橋(撮影・椎名 航)
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 阪神・高橋遥人投手(30)が8日、地元静岡県の草薙総合運動場野球場で同郷の岩崎優投手(34)らとの練習を公開し、キャッチボールやノックを受けるなどして約4時間、体を動かした。アイスやジュースが好きという甘党の左腕は動かしやすい体づくりのため、好物を断って減量することを宣言。「TEAM ZAKI」の自主トレでストイックに自分自身を追い込み、決して甘くない開幕ローテーション争いを勝ち抜く。

 練習後の取材対応の第一声は、高橋の逆質問から始まった。

 「どう思います?やっぱり、まだ太ってるっすか?」

 オフに入ってからウエートトレーニングなど精力的に体を動かしてきたという左腕。シーズン終了後よりも少し引き締まったものの、まだ理想の姿に近づいていない。一番の悩みは、ぷよっとした腹回り。「おなかがめっちゃ出てる。やっぱりご飯食べるし、ジュースもアイスも好きだし、おなかいっぱい食べちゃう」と頭を抱える。

 今季9年目を迎える30歳。年齢を重ねるにつれ、「やっぱり(体重が)落ちづらくなってる感じはするし、ベース(の体重)も上がってきている」と体の変化を実感する。以前はピークでも83キロだった体重は、昨季は85キロまで増加。「増やそうとは思っていないです。めっちゃ増えてて、歯止めを利かせたい」と今オフはコツコツと減量に励む。

 体重増加はパフォーマンスにも直結する。長いシーズンを戦うため、理想とするのは「自分が動きやすい体」。新たな一年が幕を開け、甘党の左腕は1週間ほど前から大好きなアイスクリームや、ジュースなどの甘いもの断ちに着手した。自身最多5勝を挙げた20年の公称体重81キロを目指し「頑張ります」と言葉に力を込めた。

 走らなければいけない環境も、減量を後押しする。今年の「TEAM ZAKI」は、「走って体をつくる」をテーマに設定。この日も、練習始めと終わりにはランメニューが組まれ、ストイックに追い込んだ。連日のきつい走り込みも「めっちゃいい。最高っす。言われて走った方が甘えも出ないので」と大歓迎の様子だ。

 左手首のプレート除去手術から復活を遂げ、昨季は3勝をマーク。5度の手術を乗り越え、9年目の今季に懸ける思いは強い。新外国人のルーカス、大竹、伊藤将、伊原ら、開幕ローテを争う戦いは決して甘くない。「しっかり競争に入っていけるように頑張る」。甘さと決別し、走り込むオフ。キリッと引き締まった体で、勝負の一年に臨む。(山手 あかり)

 ▽阪神・高橋の25年 24年11月に受けた「左尺骨短縮術後に対する骨内異物除去術」の影響で、実戦初登板は6月18日の2軍戦。1軍初登板は7月15日の中日戦だった。2試合目の同27日のDeNA戦では5回2/3を1失点で初勝利を挙げるなど、シーズン通算8試合3勝1敗、防御率2.28。ポストシーズンは10月17日のCSファイナルS第3戦で7回2/3を無失点で勝利投手。日本シリーズは10月29日の第4戦に先発し、4回1/3を2失点で敗戦投手となった。

 ○…万全の状態で迎えた静岡での自主トレを満喫している。度重なる故障に苦しみ、入団後は手術を5度経験。リハビリ中の1月は、ファームの本拠地で過ごすことが多かっただけに、「ケガ人じゃない開幕は1年目以外はないと思う」と振り返った。24年11月に「左尺骨短縮術後に対する骨内異物除去術」を受け、左手首のプレートを除去。制限のないオフを過ごせる充実感を漂わせた。

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