オリックス育成ドラフト4位渡辺一生 秘密兵器“一本歯ゲタ”持参で入寮

[ 2026年1月7日 15:33 ]

入寮で一本下駄を披露する渡辺(撮影・後藤 正志)
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 オリックスの新人10選手が7日、大阪・舞洲の球団施設「青濤館」に入寮。育成ドラフト4位の渡辺一生投手(22=仙台大)は数々の秘密兵器を持ち込んだ。中でも目を引いたのは歯が一本しかない“一本歯ゲタ”だ。

 「高校時代から行っているトレーナーの方に教えていただいて。体幹だったり、足で地面全体を支える能力だったり、バランス能力が鍛えられます」

 球界では岩田稔(元阪神)、吉田正尚(レッドソックス)らも採り入れていたトレーニング法。ただでさえ不安定なのだが「自分は慣れるのが早かったんで。今はシャフト担いでやってるんで。そこまで来るには時間がかかりました」と屈託なく笑うからただ者ではない。20キロのシャフトに左右10キロの重りをつけ、計40キロのスクワットを軽々とこなす。アップ時に体幹を作るのが目的で、チームの遠征時にも持参していたという。

 他にもピラティスリングにハンドボールなども部屋に持ち込んだ。大学3年の11月に左肘のクリーニング手術と胸郭出口の手術を受けるなど回り道もあったが、その分自身を高める引き出しも豊富にある。
 今ドラフトでチームに入団する選手では“最下位”での指名。1メートル72、71キロと小柄なサウスポーだが、最速153キロの速球にカーブ、チェンジアップ、スライダー、スプリットと球種も多彩だ。大事にしている言葉は「木鶏」。

 「木彫りの鶏のように、何にも動じない心。大学時代の森本監督からいただいた言葉で、自分はマウンドに上がると熱くなってしまうんで。内は燃えたぎる、そんな選手になれよ、という意味で。大学時代から使っていたグラブにも入れています」

 “一本歯ゲタ”で足固めはバッチリ。熱き闘志は胸に秘め、プロの道をまっすぐ突き進んでいく。
 

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