オリックス西川龍馬が語った天才的な“悪球打ち”「練習したことはないです」「本当はなくしたい」

[ 2026年1月7日 19:36 ]

オリックス・西川
Photo By スポニチ

 NHK BS「球辞苑~プロ野球が100倍楽しくなるキーワードたち~」(日曜後9・00)が4日に放送され、オリックスの西川龍馬外野手(31)がVTR出演。代名詞となっている“悪球打ち”について語った。

 今回はこれまで番組が取り上げてきた打撃に関するテーマを改訂していく【改訂版 打撃編】。西川はそのうちの「【悪球打ち】改訂」に登場した。

 かつて広島で打撃コーチを務めた巨人の石井琢朗2軍監督(55)と広島時代の後輩でもある昨季セ・リーグ首位打者の小園海斗内野手(25)がVTRを見守るなかでの登場。広島時代から天才的なバットコントロール術を駆使してどんなボールでも安打にしてしまい、リスペクトを込めてファンから“変態打ち”とも呼ばれたが、そんな西川が昨季も見せたのが曲芸並みの安打だった。

 それは2025年4月30日のロッテ戦(京セラD)。西川は5回の第3打席で相手先発右腕・種市がフルカウントから投じた6球目のスプリットを中前にはじき返して安打にした。だがこれ、実はホームベース手前でワンバウンドしたボール。通常ではなかなかあり得ないケースだ。

 「いい投手のフォークって最初真っすぐに見えるんですよ。で、真っすぐと思って振りに行ったけどフォークで、もう(バットが)止まらないんで、追い込まれてるし。あ、落ちた…。でも、当てちゃえ!みたいな。落ちる軌道にバットをスッと出していけば絶対どっかに当たるんです」とこの打席を振り返った西川。バットの出し方については「普通に縦に入れるんです」とし、完全にヘッドを下げてまるでゴルフクラブのようなバットの軌道を見せた。

 昨季の西川は9月末まで打率.310でパ・リーグの首位打者だったが、自打球で骨折して残りシーズンを棒に振り、規定打席不足でタイトル獲得ならず。残念なシーズンの終わり方となってしまったが、そんな昨季のボールゾーン打率は.261。NPB平均.169を1割近く上回った。

 そんな西川に番組が打てるゾーンを聞いてみると「バットの届く範囲だったらなんとかできるというふうには思ってます、僕は」と天才らしい何とも頼もしい答えが返ってきた。

 バットの届く範囲でも特に打率が高かったのがベルトの高さの外角と内角、そして真ん中低めのボールゾーン。ボールゾーンの外角は.556、同じく内角は.429の高打率で、真ん中低めのボールゾーンも.435と打っていた。ストライクゾーンの真ん中が.257、真ん中高めは.143だったのとは対照的だ。

 悪球打ちについて「練習したことはないです。打撃練習はちゃんと僕きれいに打ちたいんで。だから試合だけですね、そういう打ち方をするのは」という西川。昨季はボールゾーンスイング率も40.0%とプロ10年目でキャリアハイを更新したが、「本当はなくしたいです」という。

 だが、過去に「一回、何年か前にちょっとやろうと思ってメチャクチャ我慢してたんですけど、そしたらストライクゾーンにも手が出なくなって」とまさかの結果に。「これはちょっと違うなと思って。自分の本能に任せていこうって」とその後はやめたと明かした。

 そして、最後に西川にとって悪球打ちとは?と質問されると「むずっ!」と苦笑いしながらも「大ハイリスク、大ハイリターン」と回答。「それで打てば投手も多少のショックはあるし。打ち取られたら、やっぱ振らんとけば良かったって思うんで」と話していた。
 

続きを表示

「オリックス」特集記事

「大谷翔平」特集記事

野球の2026年1月7日のニュース