広島・会沢翼 球団捕手最長20年目へ“伝承者”になる! 経験を後輩たちへ「バトンをつなぐ」

[ 2025年12月12日 05:45 ]

契約を更改し、会見に臨んだ広島・会沢(撮影・椎名 航)
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 広島・会沢翼捕手(37)が11日、広島市南区の球団事務所で契約更改交渉に臨み、減額制限(1億円以下は25%)を超える3000万円減の来季年俸5000万円でサインした。今季は24試合の出場にとどまったが、球団捕手最長の20年目に向け、「まだまだ頑張ろうと思います」と意気込みを示した。

 1時間の交渉を終えて、会見場に現れた会沢の表情は晴れやかだった。減額制限を超える今季年俸から37・5%減の金額提示も、真摯(しんし)に受け止め、来季を見据えた。

 「(試合に)出ていないから仕方がない。(球団とは)いろんな話をした。これからのカープもそうですが、球界のことの話も。プロになったときは、まさか20年もできるとは思っていなかったですけど、まだまだ頑張ろうと思う」

 球団捕手では倉義和(現2軍チーフ兼バッテリーコーチ)、石原慶幸(現バッテリーコーチ)、白浜裕太(現スコアラー)の最長を更新する20年目を迎える。今季は24試合の出場で打率・116、0本塁打、1打点。12年以降では最少の出場となったが、チームを献身的にサポートしてきた。その働きについては来季に向けて「プレー以外のところも期待していると球団の方からは言われている」。また、21年12月から務めてきた労組・日本プロ野球選手会会長を今月で退任。肩書がなくなるとはいえ、これまでの経験を後輩たちに伝承していくことも大切な役割だと言う。

 「選手会がこれまでやってきたこと、先輩方がいろいろと交渉して勝ち取ってくれたものを、来年も入ってくる若い子たちにしっかり伝えていくということは役割でもある。口酸っぱく(言う)じゃないですけど、バトンをつないでいきたい」

 松山が退団したことで、来季は秋山とともにチーム最年長として引っ張っていく立場になる。当然、プレーで尽力することを第一に考え、グラウンドで存在意義を示す構えだ。

 「(今季も)何か困ったことがあったときに、という使われ方をしていた。大体、投手が困っているときだと思うので、そのときに向けた準備はしっかりしておこうと思う」

 16~18年のリーグ3連覇を経験した身として、後輩たちにも最高の景色を見てもらいたい思いは強い。そして自身も「日本一はまだできていない。その景色がどんな感じなのか肌で感じてみたい」と悲願の日本一を見据える。節目の20年目を最高のシーズンにするべく、グラウンド内外でフル回転を期す。(長谷川 凡記)

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