カブス・カウンセル監督 10年ぶり世界一へ日本選手に期待「昇太にワクワク」「誠也は非常に危険な打者」

[ 2025年12月10日 09:45 ]

カブス・カウンセル監督(AP)
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 大リーグの球団幹部や代理人らが一堂に会するウインターミーティング(WM)が9日(日本時間10日)、フロリダ州オーランドで行われ、カブスのクレイグ・カウンセル監督(55)が会見に出席。10年ぶりのワールドシリーズ制覇を狙う来季に向け、今永昇太投手(32)、鈴木誠也外野手(31)の日本選手コンビへの大きな期待を口にした。

 今永はメジャー移籍2年目が終了した今オフ、球団が3年総額5700万ドル(約87億円)の契約延長の権利を行使せず、今永側も来季年俸1500万ドル(約22億9000万円)の単年契約を結ぶ選択権を行使しなかった。その後、球団側がFA選手に規定額で1年契約を求めるクオリファイング・オファー(QO)を提示。今永が受諾し、規定額の2202万5000ドル(約33億7000万円)で来季残留が決まった。

 今永の再契約を受け、指揮官は「私は昇太にすごくワクワクしている」と声を弾ませた。「彼は本当にいい状態にいると思っている。ときには、望む結果を得られなかったり、欲しい機会を得られなかったり、思うようにパフォーマンスできなかったりすることが、私たちにとって最高の教師、最高のモチベーションになることがある」と語り「昇太は去年得た教訓を必ず生かして、さらに良くなって戻ってくると思う。私は彼が来季どんな投球をしてくれるか、とても楽観的に見ている」と期待感を示した。

 今永は移籍初年度の24年は15勝3敗、防御率2.91の好成績をマーク。しかし今季は故障離脱もあり、25試合で9勝8敗、防御率3.73だった。特に9月は5試合で防御率6・51、計10被弾。ポストシーズンも2試合で防御率8・10と終盤に不振が際立った。終盤の不調について「昇太は去年、軌道を外れた。それは間違いない。ただ、私たちが彼を元の軌道に戻そうとしてもうまくいかなかった理由のひとつは、問題が微妙で見えづらかったからかもしれない」と振り返る。

 「時には、競争から一歩離れて、少し視野が広がることで、元の場所に戻れる。いや、むしろよりよい自分に戻れる、という挑戦なんだ。そしてその“苦しんだ経験”こそが、ベストな自分に戻るための明確さをくれることもある。彼は投球そのものや投球にまつわる問題に対して、ものすごく勤勉で、かつ知的に向き合うタイプだから、この経験から成功をつかんで戻ってくると私は思っている」と本来の姿を取り戻すことを予想し、信頼感も口にした。

 信頼感はグラウンドでの姿、そして直接対話の中でも生まれた。「昇太は“どう良くなるか”に意識を向けている。だからこそ私は楽観的なんだ。“次は何だ? どう進む?”という姿勢。それこそが昇太のマインドセットだ。アスリートにとって素晴らしい心構えだ」と評価した。

 26年シーズンが5年契約の最終年となる鈴木誠也への期待も変わらない。鈴木は今季、打率こそ・245だったが、ともにメジャーでは自己最多となる32本塁打、103打点を記録。自身初のポストシーズンでは8試合で7安打を放ち、3本塁打を記録した。「誠也は本当にいいシーズンを送ったと思う。8月から9月前半にかけて、本当に苦しんだんだ。でも9月後半からプレーオフにかけては、完全に素晴らしかった。私はプレーオフでの誠也の活躍を本当に嬉しく思っている。彼は非常に危険な打者で、どれだけ大きな影響力を持てるかを示してくれた」と振り返った。

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