阪神・立石正広にミャクミャクと受け継がれる好打者背番「9」内定 虎ドラ1が期待の「1桁」背負う

[ 2025年12月2日 05:15 ]

阪神ドラフト1位の創価大・立石正広
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 3球団競合の上に引き当てた阪神のドラフト1位・立石正広内野手(22=創価大)の背番号が、「9」に内定したことが1日、分かった。近日中に発表される。首位打者1回、最多安打3回のマット・マートンに代表される好打者の系譜を、長打力を武器とする金の卵が受け継ぐ。「5」の近本、「1」の森下、「8」の佐藤輝らとともに、1桁背番がズラリと並ぶ打線の形成に期待が高まる。

 ドラフト1位で3球団が競合したスラッガーにふさわしい背番号だ。立石が「9」で内定していることが判明。伝統のタテジマについて、本人はドラフト直後に「かっこいい。スタイルがよく見えるので、うれしいです」と胸を躍らせていた。そのユニホームに、ファンに覚えてもらいやすい1桁の数字が刻まれる。

 猛虎の「9」といえば歴代、好打者がつけることが多かった。3割を2回打った85年の日本一メンバー佐野仙好、同1回で03、05年の優勝メンバー藤本敦士(現総合コーチ)、同4回のマット・マートン、16年新人王の高山俊(現オイシックス新潟)らが代表的な選手。高山が23年限りで退団した後は空き番号になっていた。継承者は、東京新大学野球連盟のリーグ戦で通算15本塁打を放ち、全国大会でも4年間で通算3本塁打をマークした天性の長距離砲。「チャンスだったり、勝負を決める一打にこだわって印象深い選手になりたい」と語っていた金の卵が来季から背負う。

 立石が1年目からスタメンに名を連ねることになれば、背番号1桁が打線にズラリと並ぶことになる。近本の「5」、今季までの「51」から背番号を変える中野の「7」、森下の「1」、大山の「3」、佐藤輝の「8」、そして立石の「9」。レギュラーは1桁を背負うことが多い高校野球さながらの光景が、プロでも甲子園で繰り広げられそうだ。

 高川学園(山口)3年夏の21年甲子園、初戦の小松大谷戦で特大のバックスクリーン弾を放った。あれから4年がたち、これからは日々の「職場」になる。猛虎から1位指名を受けた後には、スタンドがぎっしり埋まった光景をまぶたに浮かべ「高校生の時は甲子園でやることを目標にしてきた。その球場を本拠地として戦えることはいろんな選手が経験できることじゃない。何試合も戦える。楽しみにしています」と声を弾ませていた。ダイヤモンドをゆっくり一周する背中の「9」を虎党は来季、何度も目に焼き付けることになるはずだ。

【背番号9の主な阪神選手】
 ☆松木謙治郎(36~39、50年)球団創立メンバーで初代主将。一度退団し、50年に選手兼任監督で再び背番号9。

 ☆安藤統夫(62~73年)内外野を守れるユーティリティープレーヤー。82~84年に監督を務める。

 ☆佐野仙好(74~89年)球団最長の16年間背負った。バイプレーヤーとして活躍。81年、セの初代最多勝利打点のタイトルを獲得。

 ☆藤本敦士(02~09年)俊足の名内野手。リーグVの03年は打率.301の「恐怖の8番打者」。

 ☆マートン(10~15年)来日1年目にシーズン214安打のプロ野球新記録(当時)樹立。

 ○…背番号9の阪神選手の打率3割は、松木謙治郎の37年春(.338)、佐野仙好の79年(.300)、84年(.305)、藤本敦士の03年(.301)、マートンの10年(.349)、11年(.311)、13年(.314)、14年(.338)で4人が8度記録。

 ○…タイトル獲得は松木が37年春に首位打者と本塁打王。佐野が81年に最多勝利打点。マートンが10、11、13年の最多安打と14年の首位打者を獲得。16年には高山俊が新人王に輝いている。

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