侍ジャパン 練習試合で勝利もピッチクロックに苦戦 残り8秒で構えず村林が違反1号

[ 2025年11月11日 05:00 ]

練習試合   日本14―11広島 ( 2025年11月10日    サンマリン宮崎 )

<広島・侍ジャパン>4回、ピッチクロック違反を指摘される西川(撮影・須田 麻祐子)
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 韓国との強化試合「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025」(15、16日=東京ドーム)に臨む侍ジャパンは10日、宮崎強化合宿で広島と練習試合を行い、14―11で打ち勝った。投球間の時間制限「ピッチクロック」は投手の違反が一度もなかった一方で、野手は打席での準備が間に合わず「ストライク」を取られる場面があった。ルールが採用される来年3月のWBCへ向け、課題が出た一戦となった。

 米国から招いたブロック・バーロー球審が、ストライクを宣告した。村林(楽天)が驚いた表情を見せる。

 初回に4点を先制し、なお1死一塁。ピッチクロックが残り8秒になる前に打席での準備が間に合わず「思っていたよりも時間がなかった。無駄な時間をなくすことだな、と思った」。相手の広島の投手にはピッチクロック違反が取られず「いつも通りの感じで」合わせたことで“違反1号”になった。3回の第2打席では、小走りで打席に向かった。

 ピッチクロックの操作担当者も大リーグから招いていた。打者交代の制限時間は30秒。4回も西川(ロッテ)が初球で残り8秒になるまでに準備を整えられず、ストライクが宣告された。違反は計2度で、井端監督は「もったいないのでもう一度(対策を徹底する)。ある程度大丈夫かなと思うけど、もうちょっと慣れが必要」と語った。

 特に捕手は慌ただしかった。イニング間のインターバルはメジャーでは2分25秒(全米中継時など2分45秒)で、今回は2分40秒で実施された。坂本(阪神)は初回は走者として3アウト目を迎え、3回はイニングの最後の打者となりベンチにダッシュ。プロテクターを着ける準備もあり、指揮官に「いっぱいいっぱいでした…」と報告した。リード面でも投球間の制限時間があるために「同じような間になってしまう」と難しさも感じた。

 野手も戸惑った。内野手は一球ごとに守備位置を整え直し、野村(ソフトバンク)は「慌てた。忙しかった」。外野手の森下(阪神)も大きな飛球を追った後に大慌てで定位置まで戻る場面もあり「かなり疲労感は強くなっている」と痛感した。ルーティンの確立など、来年3月のWBC本番までに限られた実戦の場で慣れるしかない。井端監督は「見つけた課題をつぶしていかないといけない」と指摘した。(神田 佑)

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