阪神・才木浩人 最多賞争い一歩後退 7回1失点も援護なく「しっかりゼロで切れるように」

[ 2025年9月15日 01:15 ]

セ・リーグ   阪神0-1中日 ( 2025年9月14日    甲子園 )

<神・中21>9回、守備から戻るナインを出迎えた後ベンチ前で座る才木(撮影・後藤 正志)
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 阪神は14日の中日戦に0―1で競り負けた。先発の才木浩人投手(26)が7回1失点に封じたが、近本光司外野手(30)を左前腕の打撲で欠いた打線は中軸トリオが1安打に終わるなど今季7度目の零敗。援護に恵まれず6敗目(12勝)を喫し、1差で追うDeNA・東との最多勝争いでは一歩後退となった。チームは2連敗。通算7度目となるシーズン80勝はまたもお預けとなった。

 先発としての役割は果たしても、敗戦投手となった無念さが124球の熱投にはにじんだ。才木が唇をかんだのは、スコアレスで迎えた7回だった。

 「7回の先頭かな。あれがちょっともったいなかった」

 先頭・ボスラーにこの日初めての長打となる右翼への二塁打を許し、続く山本の二ゴロで1死三塁とピンチを背負った。石伊には初球に投じた外角高めの152キロ直球を振り抜かれ、一、二塁間を破られる先制の右前適時打。「ボール球ですしね。しょうがないというところ」。すぐに気持ちを切り替えたが、結果的には痛恨の決勝点献上となった。

 「序盤はファウルで粘られたり、ちょっと球数が増えましたけど。中盤はポンポンと良い感じで行けた」

 序盤こそ中日打線の粘りに球数がかさんで苦戦したものの、徐々にリズムを取り戻して大野とのしびれる投手戦に持ち込んだ。だが、自身が先制点を与えてしまい7回で降板。防御率こそ試合前の1・62から1・60に良化してリーグトップを堅守も、1勝差でDeNA・東を追っている最多勝争いでは一歩後退した。勝率のタイトルの条件である13勝にも到達できずじまい。今季6敗目を喫した。

 打線の沈黙も痛かった。8回まで大野に対し散発4安打。1点差で迎えた9回も松山の前に森下、佐藤輝、大山があえなく3者凡退となった。7日のリーグ優勝決定後から2度目の零敗。チームは5試合で1勝4敗とお疲れ気味だ。

 前日の巨人戦で左前腕に死球を受けた近本はこの日ベンチ外。森下こそ14試合連続安打と好調も、佐藤輝は直近5試合で19打数4安打の打率・211、大山も15打数2安打の同・133と低調で、奮闘した才木を援護できなかった。

 残り試合数を考慮すれば2度以上は先発機会が巡ってくる背番号35は、早くも次戦へ視線を向けた。

 「(タイトルは)獲れるやつは獲りたいなと思ってる。しっかりゼロで切れるように。改善点はいっぱいあるしゼロでいけるに越したことはない」

 タイトルを引き寄せる快投を期した。 (遠藤 礼)

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