東芝・浅野駿吾 入社3年目右腕が公式戦初完投初完封 チームを決勝トーナメント進出に導く 日立市長杯

[ 2026年4月18日 21:06 ]

JABA日立市長杯選抜野球大会予選リーグ   東芝2―0エイジェック ( 2026年4月18日    大宮市民 )

<東芝・エイジェック>公式戦初完投初完封の好投を見せた東芝・浅野(提供写真)
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 鮮やかな夕映えの空に、東芝・浅野駿吾は高々と右手を掲げた。9回2死。最後の打者を高め直球でニゴロに封じると、感情を爆発させた。

 「バッター一人、一人に投げることだけを意識して、その積み重ねで完封することができた。公式戦では初めての完封なので、率直にうれしいです」

 真っ向勝負で相手打線をねじ伏せた。140キロ台中盤の直球でことごとく差し込む。初回先頭にその直球を二塁打されたが、怯むことはない。「相手が真っすぐを狙っていても、真っすぐで押し込む練習をしてきました」。2点を先制した直後の5回2死満塁も3番打者を直球で右邪飛。この試合最大の難関を切り抜けた。

 直球がさえたからこそ、変化球も有効だった。8回は1死三塁を迎えたが、今度は外角低めスライダーで3番打者を空振り三振。落差のあるフォークも交え、最後の最後まで思い通りの攻撃を許さなかった。

 「自分を見つめ直して、基礎練習をしっかりやってきました」

 地道な取り組みが奏功した。3月中旬に開催されたJABA神奈川県春季企業大会・ENEOS戦では6回途中3失点。そこからの1カ月間はメディシンスローをはじめとする基礎練習に時間を割いた。中でも注力したのは腹圧を高めるトレーニング。「腹圧が抜けると上体が反ってしまう。下に沈み込めるイメージでやってきました」。従来より3種類のメニューを増加。この日の登板前も専用のストローを用いた呼吸法でコンディションを完璧に整えた。

 北海道清里町出身。今大会はライブ配信されており、故郷に暮らす家族が見守った。常々、「野球を頑張っている姿を見せてあげたい」と語る右腕。その思いを体現する魂の投球だった。

 ▼大河原正人監督 (浅野は)先発投手陣の軸になってくれるような期待を込めて送り出しましたが、想像以上にしっかり投げてくれました。終盤はコーチと相談しながら、最後まで任せることに決めました。浅野も含めたバッテリー、守備がよく守ってくれた結果の完封。(決勝トーナメント進出に)予選リーグ3勝できて、準決勝を戦える権利を得ましたので、しっかりと反省して、仕切り直して、準備したい。

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