ヤンキース・ジャッジの“腕”が光った 球種伝達と好守でブルージェイズ撃破、首位に2ゲーム差

[ 2025年9月8日 10:10 ]

ア・リーグ   ヤンキース4―3ブルージェイズ ( 2025年9月7日    ニューヨーク )

ヤンキースのジャッジ(AP)
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 ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(33)が7日(日本時間8日)のブルージェイズ戦で、豪快な本塁打ではなく、2つのち密なプレーでチームの4―3での勝利に貢献した。

 AP通信によると一つは球種の伝達だ。1回、二塁走者だったジャッジは、一塁走者コディ・ベリンジャーからの合図を受け、マックス・シャーザーがチェンジアップを投げる直前に両腕を広げて打者ベン・ライスに知らせた。ライスはフルカウントからファウルで粘り、10球目の速球を右中間席へ叩き込んで3点本塁打を放った。

 ブルージェイズのジョン・シュナイダー監督は「彼らはうまいよ」と前置きし「マックスはもっと工夫しないといけない。チェンジアップは明らかだった。ライスは1本ファウルにしたけど、公正なゲームの範囲だ」と語った。

 シャーザーは4回1/3を投げ、チェンジアップを17球投じたが、走者から球種がばれていたことを認めた。「修正したつもりだった。グラブを顔の前に持ってくるように調整したと思っていたが、明らかに不十分だった」と語っている。

 ライスとの打席では、最初のチェンジアップ(カウント0-2)では合図がなかったが、6球目と次のチェンジアップの前にはジャッジが腕を広げる仕草を見せた。ライスはその球を右翼二階席最上段まで飛ばすファウルにした後、一塁手タイ・フランスがマウンドに駆け寄ってシャーザーに注意を促した。続く速球とカーブをファウルで粘り、最後に10球目の速球を本塁打にした。

 シュナイダー監督は「ヤンキースが相手投手の球種を解読して伝達しているのは周知の事実。公に言うのは私だけかもしれないが、こちらは情報が漏れないようにもっと徹底しなければならない。最後は投げる側の問題だ」と述べた。なお、7月10日にもベリンジャーが、打席のオースティン・ウェルズに対し、マリナーズ守護神アンドレス・ムニョスのスライダーを示すように腕を振った場面があった。試合後、マリナーズ捕手カル・ローリーがそれを認めている。

 もう一つのジャッジの貢献は守備だ。7月下旬に右腕を痛めて以来、右翼守備は2試合目だったが、4回にジョージ・スプリンガーの106.4マイル(約171.2キロ)のライナーにダイビングキャッチを見せ、二塁走者の生還を阻止した。ジャッジは5日に7月25日以来となる右翼守備に復帰。この日は右翼に6度打球が飛んだ。右翼線寄りに落ちそうだったスプリンガーのライナーに対し、身長2メートル1の大男は思い切り飛び込んだ。ベリンジャーは「素晴らしいキャッチだった。打球はすごく強く、難しい打球だったけど、いい反応で飛び込んだ。本当に大きなプレーだった」と称賛した。

 ヤンキースは直近14試合で11勝目を挙げ、首位ブルージェイズに2ゲーム差まで迫っている。

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