【都市対抗】土壇場の逆転劇呼んだ王子・細川主将「この球場が一体となった姿が…泣いてしまいました」

[ 2025年9月8日 22:21 ]

都市対抗野球決勝   王子2―1三菱自動車岡崎 ( 2025年9月8日    東京D )

<三菱自動車岡崎・王子>9回、優勝を決め、細川(左)と抱き合う王子・九谷(中央)=撮影・木村 揚輔
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 王子(春日井市)が2―1で三菱自動車岡崎(岡崎市)で下して、21年ぶり2度目の優勝を飾った。2年ぶりの東海勢同士の決勝戦。王子は準決勝まで4試合26得点を奪った攻撃力で勝ち上がってきたが、決勝では1点を追う8回に3安打で2点を奪い逆転した。三菱自動車岡崎は01年に続く準優勝となった。

 逆転勝利を呼んだのは主将の細川勝平捕手(31)が見せた魂のヘッドスライディングと雄叫びだった。

 1点が遠い。0―1のまま迎えた8回だった。先頭の細川は、好投を続ける相手先発左腕・秋山から中前打を放つ。打球処理が少し乱れているのが視界に入り、細川は一気に二塁を狙った。判定はアウト。だが、セーフの確信があった。リプレー検証の末に判定が覆ると、何度も何度も雄叫びを上げながら左腕を突き上げベンチを仲間を、そしてスタンドの応援団を鼓舞した。

 細川の気合が試合の流れを一変。この回2点を奪い土壇場で逆転に成功し21年ぶり2度目の優勝を手繰り寄せた。

 インタビューで細川は「本当にこの最高の景色が見られて本当にうれしく思います」と喜びを爆発。続けて、判定が覆った一打を振り返ると「センターの捕球体勢を見て、もう思い切って滑り込んだんですけど…ちょっと、あの、止まってもよかったかなと反省してます」と苦笑いを浮かべながらぶっちゃけ、スタンドの爆笑を呼んだ。

 頼れる主将が待ちに待った優勝。そして応援団のみんなの笑顔であふれた最高の東京ドームのグラウンドからの景色。「えー…、この景色を見るために1年間ずっと厳しい練習をしてきて、本当にこの球場が一体となった姿が本当にうれしくて…泣いてしまいました。これからもまだまだ王子野球部は続いていきますので、これからも大きな声援をよろしくお願いいたします。本日は本当にありがとうございました!」。感動の涙を拭い、はじける笑顔でスタンドのファンに感謝の思いを届けた。

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