山本由伸「最後は僕が選んだ球」9回2死からの1球悔やむ チームの勝利のため「またこういった投球が」

[ 2025年9月6日 12:23 ]

インターリーグ   ドジャース3―4オリオールズ ( 2025年9月6日    ボルチモア )

<オリオールズ・ドジャース>9回、両軍ファンがスタンディングオベーションをする中で降板するドジャース・山本(撮影・小海途 良幹)
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 ドジャース山本由伸投手(27)が6日(日本時間7日)、敵地でのオリオールズ戦に先発し、8回まで無安打無失点と完璧な投球を披露。9回2死からホリデーに痛恨のソロ本塁打を浴び、2015年の岩隈以来、日本投手3人目(4回目)となるノーヒットノーランの大記録を逃したが、メジャー移籍後最多112球の気迫あふれる投球だった。山本の後を受けたリリーフ陣が乱調で、9回2死走者なしから悪夢の逆転サヨナラ負け。山本の快投は勝利に結びつかず、チームの連敗は5に伸びた。

 打球の行方を苦笑いで見つめた。大記録まであと一人。だがあと一人を打ち取ることができなかった。ホリデーに痛恨の被弾。「いいコースにはいってましたけど、ちょうどカットボールにタイミングがあってしまった。そんな感じです」。大記録こそならなかったが、112球を投げ抜き、試合を確実につくった山本の元にロバーツ監督が向かう。山本はナインにねぎらわれ、指揮官と固くハグをかわすと、爽やかな表情でベンチへ。引き揚げる右腕の背中には、敵地にも関わらず、スタンドから大きな拍手が降り注いだ。

 日本で2度、ノーヒットノーラン達成経験がある右腕だが、米国では初めての挑戦。敵地の大歓声に勇気づけられた。「凄い歓声が聞こえましたし、凄く背中を押されました。とはいえ、球数が結構いってたので、まさか最後まで投げさせてもらえるとは思わなかった。思い切りいこうと思っていました」。最後は狙いに行った。だからこそ“あと1人”が悔やまれる。「凄く悔しかったです。最後は僕が選んだ球だったんですけど、悔しさと、やられたかという感じです」と振り返った。

 偉業は逃したが、チームが勝っていれば満足だった。しかし、その結果を得ることはできなかった。「チームが勝つのがうれしいといいますか、それがみんなの目指しているところなので。今日は勝てたら最高でしたけど、負けてしまったので凄く悔しいです。またこういったピッチングができるように頑張りたいと思います」。2年連続ワールドチャンピオンに向け、エースとして、チームが勝つ確率を最大限にまで高める投球を続けていく。

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