ドジャース・大谷 ドジャース通算100本塁打 7戦ぶり46号は自身最速193.1キロ

[ 2025年9月4日 01:30 ]

ナ・リーグ   ドジャース7―9パイレーツ ( 2025年9月2日    ビッツバーグ )

3回にソロ本塁打を放ったドジャースの大谷(AP)
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 ドジャース大谷翔平投手(31)は2日(日本時間3日)、パイレーツ戦で7試合ぶりの46号ソロを放った。ドジャース通算100本塁打目で、移籍後最初の2シーズンで計100本塁打以上は、最多の113本塁打したベーブ・ルースらに続き史上4人目となった。打球速度120マイル(約193・1キロ)は自身の全打球の中で歴代最速をマーク。試合には7―9で敗れたが、主砲のバットに本来の鋭さが戻った。

 ミサイルのような打球に場内は騒然となった。1―4の3回1死、パイレーツ期待の新人右腕チャンドラーの内角低めへの99・2マイル(約159・6キロ)直球を大谷のバットが捉えると、打球速度120マイルのライナーが右翼席へ一直線。現地実況は「ロケットだ!!」と絶叫して見送った。

 打球速度120マイルはメジャー8年目で初めて記録した。15年のスタットキャスト導入以降、本塁打の打球では、今年5月にパ軍・クルーズの122・9マイル(約197・7キロ)などに続き史上6位の速度。デーブ・ロバーツ監督は「物凄く大きな音だった。すぐスタンドに届いた。普通の選手ならシングルヒットだろうけど、彼の場合はホームランになる」と目を丸くしていた。

 この一打でドジャース通算100号に到達した。移籍した最初の2年で計100本塁打以上は、史上4人目。平均50発以上が求められる高い壁で、レッドソックスからヤンキースに1920年に移り、54→59本塁打で113本塁打したルースら伝説の選手しか名を刻めていない。「もう正直、これ以上翔平に驚かされることはないよ。ただの“また翔平のホームラン”って感じさ」。ただ一人、平然とした表情で述べたベッツの言葉は正しいのかもしれない。今季1番打者としては42本目。並んでいた23年のブレーブス・アクーニャを抜き1番打者では歴代最多となった。

 被弾したチャンドラーは「正直ちょっと“すげえな”って思った」と告白した。2番手で投げた22歳は通算3登板、9イニング目でこれがメジャー初失点。昨年はパ軍のスキーンズ、今季はブルワーズ・ミジオロウスキーら、怪物新人を沈めてきたが、また新たな名前をリストに加えた。この一打で加速し、7回は左中間へ二塁打。9回無死一塁では中堅フェンス直撃の適時二塁打を放った。いずれも長打で21試合ぶりの3安打。試合は敗れたが、大谷のバットは9月を最高の形で滑り出した。

 借金15の地区最下位相手に3連戦を黒星スタート。パドレスが敗れてマジックは1減って21となったが、前カードのダイヤモンドバックスや、8月のエンゼルス、ロッキーズなど、勝率5割以下の相手に取りこぼす試合が目立つ。「相手が勝率5割を下回っていようが関係ない。特に今のような時期には」とはベッツ。鋭さが戻った主砲のバットを頼みに、ラストスパートで駆け抜けられるか。(杉浦 大介通信員)

 ▼パイレーツ・クルーズ(今年5月に本塁打では歴代最速の打球速度122.9マイル=約197.7キロ=をマーク)素晴らしい本塁打だった。私も打ったことあるが、120マイル超えの打球を他の選手が打つのを見るのは初めてだ。いつの日か、今7歳の私の息子が、大谷や私の数字を破ってくれると願っている。

 ≪1番打者でのシーズン本塁打は歴代最多≫大谷の1番打者での本塁打は今季42本目で歴代最多となった。次いで41本が23年ブレーブス・アクーニャ、以下39本が23年ドジャース・ベッツ、19年アストロズ・スプリンガー、06年ナショナルズ・ソリアーノの3人。

 ≪打球速度120マイルは自己最速≫大谷の打球速度120マイルは安打、凡打含む全ての打球の中で自己最速となった。これまでの最速は昨年4月27日、ブルージェイズ・菊池から右前打した際の119.2マイル(約191.8キロ)。本塁打では昨年4月23日と7月27日の118.7マイル(約191キロ)が最速だった。

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