山本由伸 12勝目ならずも投球内容に抜群の手応え「最近は明確に“これだ”という感覚が出ている」

[ 2025年9月1日 08:20 ]

ナ・リーグ   ドジャース5―4ダイヤモンドバックス ( 2025年8月31日    ロサンゼルス )

試合後、取材に応じるドジャース・山本(撮影・奥田 秀樹通信員)
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 ドジャース山本由伸投手(27)が8月31日(日本時間9月1日)、本拠でのダイヤモンドバックス戦に先発。7回4安打1失点、メジャーでの自己最多タイとなる10奪三振を記録するなど、確実に試合をつくり、12勝目の権利を手にしてリリーフ陣にマウンドを託した。2番手・スコットが痛恨の同点3ランを浴びたため、12勝目は幻と消えたが、勝負の9月、そしてポストシーズンに向け、大きな収穫と手応えを得た登板となった。

 連敗ストップの重責を担って立った先発マウンド。初回からエンジンは全開だった。先頭のペルドモをカーブで遊ゴロに仕留めると、続くマルテは二ゴロ。3番・キャロルはカーブで中飛に打ち取った。

 初回に味方が2点を先行すると、ペースは加速する。2回は2奪三振。 2―0の4回に3本の安打を集められて1点を失ったが、2死一、三塁のピンチでは6番・ロックリアをスプリットで空振り三振に仕留めて、この回を最少失点にとどめた。「変化球もよかったので、まっすぐも結構どんなカウントでも思い切ってゾーンに投げていけましたし、しっかりいいコンビネーションというかそんな感じでした」。150キロ台後半の直球にカーブ、スプリット、カットボールなど持ち球を駆使し、安定して回を重ねた。

 8回から2番手として登板したスコットが2死から連打を許して一、二塁とすると、キャロルに左中間スタンドへの同点3ランを被弾。痛恨の被弾で、この時点で山本の勝利投手の権利は消えた。勝ち星こそ消えたが、チームが勝つ確率を最大限に高める投球だっただけに、満足度は高い。「コンデションだったり、体調の面は変わらず春からいい状態をキープできている。フォームは多少、波があったりもしましたけど、ここ最近は明確に“これだ”という感覚が出ていますし、とにかくピッチングのどの面もいい方向に行っているなと感じています」と胸を張った。

 山本は2戦続けて、連敗ストップを託される重要なマウンドに立った。前回登板の8月24日(同25日)パドレス戦では、連敗して迎えた3連戦の3戦目に登板。ナ・リーグ西地区でし烈な優勝争いを繰り広げるライバルを相手に6回4安打2失点と好投し、チームの同率首位再浮上に貢献すると同時に今季11勝目をマークした。この日も連敗して迎えた3連戦の3戦目。同地区のダイヤモンドバックス相手に全力で腕を振り、力で相手をねじ伏せた。

 「もちろんボールのゾーンも使いながら、今日とかはボール球をしっかり振らすこともできたし、ピッチングというところでいろんな技的な部分が、凄くうまくいっているかなと思います」

 勝負の9月、そして2年連続のワールドチャンピオンを目指す10月に向け、エースが完成形を迎えつつある。

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