【甲子園】流れを変えた沖縄尚学2番手・新垣有絃「末吉だけじゃないんだぞ」 願いは「沖縄に優勝旗を」

[ 2025年8月21日 14:40 ]

第107回全国高校野球選手権大会第14日目 準決勝   沖縄尚学5―4山梨学院 ( 2025年8月21日    甲子園 )

9回、山梨学院・平野を捕飛に打ち取り、ガッツポーズする沖縄尚学・新垣有(撮影・中辻 颯太)
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 背番号10が試合の流れを変え、逆転劇を呼び込んだ。先発の末吉良丞(2年)の後を受け、6回途中からマウンドに上がった新垣有絃(2年)が強打の山梨学院(山梨)打線に対し、3回1/3を無失点と好投。「自分の持てる力を全て出すことができた」と笑顔で勝利を振り返った。

 劣勢で出番は巡ってきた。6回、先発の末吉が4点目を失い、なおも2死二塁の場面で、比嘉監督にマウンドへと送り出された。今大会3試合目のマウンドだが、リリーフとして登板するのは初めて。緊張する場面だったが、末吉一言で地に足がついた。「後は任せた。全力で行け」。言葉を胸に相手打者を二ゴロに仕留めてこの回を終えると、直後に味方が同点。7回に勝ち越しに成功した。

 7、8回はともに3者凡退。最速は146キロを計測し、いずれの回も2つの三振を奪うなど、相手の反撃機運を封じ込めた。9回には2死から連打で2死一、二塁のピンチを招いたが「逃げてしまったら、自分を苦しめるだけなので、自分から攻めていった」と、冷静さを貫き、最後の打者を捕飛に仕留めた。

 背番号1をつける末吉がチームのエースとして屋台骨を背負う。新垣有の力の源は末吉に対するライバル意識にある。「末吉だけじゃないんだぞ、というのを見せられたかな、と」とした直後、「まだ差はあると思います」と話し、笑顔を見せた。悲願の初優勝を狙う沖縄尚学には左右の両輪がいる。「ここまで来たら勝つしかない。沖縄に優勝旗を持ち帰りたい」。決勝でもチームのために全力で腕を振る準備はできている。

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