菅野智之 日本新人投手史上10人目のシーズン10勝「素直にうれしい」 豪雨で6回途中1失点降板

[ 2025年8月15日 07:00 ]

ア・リーグ   オリオールズ5-3マリナーズ ( 2025年8月14日    ボルティモア )

マリナーズ戦に先発したオリオールズ・菅野智之(AP)
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 オリオールズの菅野智之投手(35)が14日(日本時間15日)、本拠でのマリナーズ戦に先発登板。5回1/3を投げ3安打1失点に抑え、日本新人投手史上10人目のシーズン10勝を成し遂げた。

 試合は6回1死一塁の場面で降雨中断となり、菅野は降板となった。2時間18分の中断後に2番手・ガルシアがいきなり2ラン被弾となったが、その後は救援陣がリードを守り切り、チームは5-3で勝利し、菅野はチーム最多の今季10勝目を手にした。

 日本新人投手の2桁勝利は昨年の今永昇太(カブス)以来で、巨人出身の投手では10年の高橋尚成(メッツ)以来、15年ぶり2人目となった。

 丁寧な投球でマ軍打線を封じ込んだ。初回、1死から2番・ネーラーに右翼線を破られたが、クッションボールを素早く処理した右翼手のJ・ジャクソンが二塁へのドンピシャ送球で打者走者を刺した。続くロドリゲスには死球を与えたが、4番・ポランコを二ゴロに打ち取って、0点で切り抜けた。

 2回にはこの回の先頭で今季37本塁打のスアレスと対戦し、捕邪飛に抑えた。続くカンゾーンには四球を出したが、ガーバー、クロフォードをいずれも内野フライに打ち取って得点を許さなかった。3回は3者凡退。4回も2死からスアレスを今度はカウント2―2からこの日最速の94・7マイル(約152・4キロ)速球で見逃し三振にねじ伏せ、この回も3者凡退とした。

 5回は先頭のカンゾーンに右越え二塁打され無死二塁のピンチを背負ったが、ここから後続を3人で片付けて得点を許さず。6回には、5回裏から振りだした雨が激しくなる中、マウンドに上がり、アロザレーナを三飛。ネーラーには右前打され、続くロドリゲスに対しカウント0―1から豪雨で投げにくそうにプレートを外した菅野がピッチロックバイオレーションで1ボールを取られた。これにマンソリーノ監督代行が抗議し、試合は降雨中断となったが、再開後にチームが勝利し、菅野は10勝目を手にした。

 打線は3回までわずか1安打で、2、3回にはいずれも併殺でチャンスを広げられなかった。だが4回、四球と安打で築いた2死一、三塁から暴投で先制。さらに2死三塁から四球で一、三塁とし、ここから重盗を決めて2点目。続くJ・ジャクソンも中前適時打してこの回3点。5回にも雨の中、相手投手陣の3四死球の乱調に乗じて2点を追加し、菅野を援護した。

 菅野はマリナーズとは6月3日に敵地で先発して以来2度目の対戦。その際は7回を5安打1失点で勝利投手になっていた。この日は45本塁打でメジャートップのローリーがスタメンから外れていたものの、スアレスを完全に封じるなど文句なしの投球を披露した。これで今季23試合に先発し、10勝5敗、防御率4・13となった。

 ▼菅野(10勝目を挙げ)「全球種を広角に使えたと思うし、ゲームプラン通りに投げられた。(10勝目は)あくまで通過点ですが、素直にうれしい。もっと勝利に貢献できるように頑張りたい。(引退報道が出た中日・中田翔について)同級生で、僕らの世代の打者ではショウはナンバー1で、ずっと僕の憧れの存在だった。僕が投げた試合もよく打ってくれましたし、本当に僕らの世代を代表するいいバッターで、印象にも残るバッターだった」

 【日本新人投手の2桁勝利】
(1)ダルビッシュ有(レンジャーズ)16勝=12年
(1)前田  健太 (ドジャース) 16勝=16年
(3)松坂  大輔 (Rソックス)  15勝=07年
(3)今永  昇太 (カ ブ ス) 15勝=24年
(5)石井  一久 (ドジャース) 14勝=02年
(6)野茂  英雄 (ドジャース) 13勝=95年
(6)田中  将大 (ヤンキース) 13勝=14年
(8)千賀  滉大 (メ ッ ツ) 12勝=23年
(9)高橋  尚成 (メ ッ ツ) 10勝=10年
(9)菅野  智之 (オリオールズ)10勝=25年

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