ソフトバンク・川瀬晃 「むしゃくしゃしてた」 不振のモヤモヤ解消の一発 今宮&栗原復帰前に猛アピール

[ 2025年8月15日 06:00 ]

パ・リーグ   ソフトバンク2-3西武 ( 2025年8月14日    ベルーナD )

<西・ソ(20)>5回、川瀬は逆転2ランを放つ (撮影・西川祐介)
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 ソフトバンクの川瀬晃内野手(27)が14日、西武戦で一時逆転の2ランを放った。0―1の5回1死二塁で糸川の直球を捉えて右翼席へ。プロ1号だった5月20日の日本ハム戦以来の2号となった。今宮健太内野手(34)の1軍復帰が近づく中、3安打2打点とバットで猛アピールだ。だがチームは2―3と逆転負けし、連勝は6でストップ。この日、勝利した日本ハムとのゲーム差は3に縮まった。

 川瀬の集中力は、研ぎ澄まされたままだった。2―3の9回2死一、二塁。同じスコアだった7回2死二塁のチャンスでは二ゴロに倒れていた。単打で同点、長打が出れば逆転の可能性もある場面で役目を果たした。しかし…。試合はまさかの幕切れを迎えた。

 「打てなかった前の打席と、ほぼ同じ場面だったので。何が何でも同点に追い付こうという強い気持ちでいった」

 カウント2―2から守護神・平良の148キロ直球を捉えた打球は中前へ。外野が前進守備だったため、二塁走者・野村は三塁でストップ。それを見た一塁走者・嶺井は二塁オーバーランから慌てて戻るもタッチアウトとなった。「チームに迷惑をかけてしまった。自分も悪いし、反省します」と嶺井。チームの連勝は6で止まったが、小久保監督は「凄い終わり方。なかなかない。よく粘った」と責めなかった。

 指揮官は「(川瀬)晃は今日あのホームラン。勝ちゲームにしたかったけどね」と続けた。0―1の5回1死二塁で2番手・糸川の高め直球を振り抜いて、右翼席へ一時逆転となる2号2ランを運んだ。5月20日の日本ハム戦で伊藤から放ったプロ1号以来の一発だった。3回にも中前打を放ち、3安打2打点。今季2度目の猛打賞と光った。

 8月は試合前まで出場10試合でわずか2安打で打率・118で0打点だった。「本塁打を打った、打たないよりもチームは勝っている中で自分が情けなかったのでシンプルにいった」。野手の間をゴロで抜くためにグリップエンドが太い“こけしバット”を愛用していたが、現在は使用せずに強い打球を意識している。

 来週にも故障が癒えた今宮、栗原が1軍再合流する見込み。野村ら他の内野のライバルとの争いも激しい。「(今宮)健太さんや栗さん(栗原)が戻るというより、ダウンズや(野村)勇さんが結果を残していて、むしゃくしゃしていたのもある」と思いをバットに込めた。「これだな、これだというのは見つかった」。この活躍を浮上のきっかけにする。(井上 満夫)

≪最短17日にM29点灯≫

 ○…パ・リーグで自力優勝の可能性がある3チームは14日、上位からソフトバンク●、日本ハム○、オリックス●の結果となり、ソフトバンクの優勝マジック初点灯は最短であさって17日(M29が点灯)となった。

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