DeNA・藤浪晋太郎 単独インタビュー 古巣阪神戦は「何を言われようと楽しみ」

[ 2025年7月26日 05:30 ]

3年ぶりの国内復帰で思いを語った藤浪(撮影・白鳥 佳樹)
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 DeNAで3年ぶりに国内球界に復帰した藤浪晋太郎投手(31)が、スポニチ本紙の単独インタビューに応じた。米国で学んだメンタルや、DeNAの投球解析への期待、古巣・阪神への思いなどを激白した。メジャーで自己最速を更新する102・6マイル(約165・1キロ)を投げた剛腕は、26日のイースタン・リーグ、ロッテ戦(横須賀)の先発で実戦デビューを飾る。 (聞き手・大木 穂高)

 ――DeNAからのオファーが届いた時の率直な感想は?
 「意外なチームからオファーが届いたなという感じでしたね」

 ――昨年日本一になった。球団の印象は?
 「日本一は“おっ”と思いました。それに、新しいことにチャレンジされている。球団よりDeNAの会社組織としてですね。さすがIT企業のチームだなという印象です」

 ――ノーアウト満塁で迎える場面。阪神時代と、現在ではメンタルは異なるか?
 「違うと思います。米国でいろいろな勉強をしました。向こうはメンタルスキルが重要視される。心の持ち方、状況の整理、その技術を学ぶ。影響を受けましたし、いろんな角度で物事を見られるようになった。それに投手コーチは“お前の仕事はこれだ”と割り切らせてくれる。マウンドで自分のすべきことに集中する。フォーカスするようになるんじゃないですかね」

 ――その成長に加えDeNAの投球解析やAI技術などは制球力向上にも役立つ?
 「もちろんですね。ぜひ勉強して改善に役立てたいなと思う。DeNAに関しては、ある程度の知識はありました。でも交渉でそのプレゼンを聞いて、凄いなと思いました。自分が見てきたメジャーの球団よりも充実していると思いました」

 ――藤浪投手も動作解析など米国では勉強熱心だった。
 「勉強してるつもりではいます。分析とかデータが好きですが、でもまだ浅い。米国では本を読んだりもしました。タブレット端末も使って勉強していた。最新の理論も勉強はしてますけど、DeNAで学ぶのも楽しみ。一方で、感覚の部分も凄い大事にしている。自分は頭でっかちになりがちで、勉強するのが好きがゆえに、考えすぎたりもする。そういう意味では、感覚も大事にしたいですよ」

 ――米国で球速も阪神時代より上がった。球速が165キロまで伸びた理由は?
 「特に変わった取り組みはしてないんですよ。アドレナリンが出たりとか、あとリリーフを経験した。マウンドの硬さやボールの影響もあるでしょうし」

 ――ブルーのユニホームを着る。
 「メッツのマイナーで、ベイスターズブルーみたいな感じのはありました。けどあんまり人生で青を着たことはなかった。どう評価されるか分からないけど、似合うかなという気持ちはあります」

 ――国内復帰の第一球はストレート?
 「使用割合としては真っすぐが高くなる。けど最先端のデータや、アナリストの方がいるので、初対戦の打者が誰になるか分からないけど、データ班のレコメンデーション(推奨)がスライダーなら、スライダーを投げるべきだと思います」

 ――そして甲子園に戻る時がくる。地元関西に「戦い」で戻る。
 「甲子園も楽しみ。関西の阪神ファンの方々に対して…。いろんな事情もありますし、(阪神からオファーがなく)ご縁がなかったっていうだけの話なので、まあ何を言われようと、楽しみという感じです」

 ――球団のエース番号の一つ「27」も背負う。カミソリシュート平松政次さんの番号。
 「そんないい番号頂けるんですか?って感じで。平松さんはもう本当、シュートのイメージ。代名詞。映像で見たことありますが、本当に凄かった」

 ――最後にメッセージを。
 「アメリカ人って、人生を楽しむことに一生懸命なんですよ。自分の幸せに集中している。そんなことも学んだ。そういう経験をDeNAでも生かしたい。勝敗はどうにもできないけど、自分ができることを最大限一生懸命にやります」

 ◇藤浪 晋太郎(ふじなみ・しんたろう)1994年(平6)4月12日生まれ、大阪府出身の31歳。大阪桐蔭では3年時にエースとして史上7校目の甲子園春夏連覇を達成した。12年ドラフト1位で阪神入団。1年目から先発に定着し、15年まで3年連続2桁勝利。15年に最多奪三振。21、22年は開幕投手を務めた。17年WBC日本代表。23年1月にポスティングシステムでアスレチックス移籍。7月にトレードでオリオールズ移籍。24年メッツと25年マリナーズではメジャー登板機会なし。1メートル97、98キロ。右投げ右打ち。

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