阪神・中野拓夢 「何でもいいから塁に出よう、と」 お目覚め16打席ぶり安打が貴重な追加点口火

[ 2025年7月21日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神2―1巨人 ( 2025年7月20日    東京D )

<巨・神>4回、中野は中前打を放つ(撮影・大森 寛明)
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 首位打者を争う阪神・中野が、トンネルから抜けた。15日の中日戦の第1打席から15打席連続ノーヒットで臨んだ4回先頭の第2打席で、赤星の直球を中前へ。16打席ぶりの快音で1死満塁の得点機につなげ、小幡の2点目の犠飛が生まれた。

 「ずっとヒットが出ていなくて、何でもいいから塁に出よう、という気持ちはあった。追加点につながって良かった」

 自身が「そこまで悪い感覚はなかった」と言うように、第1打席も痛烈な遊直。無安打の最中も、完全に崩された打席は多くはなかった。中前打は2球で追い込まれながら、ファウルとボールで粘った末の快音。球筋を見極め、素直にミートする本来の打撃だった。3打数1安打で打率を・293に上げ、1位の中日・岡林に1厘差に迫った。

 8回無死一塁ではリーグトップを“独走”する今季30個目の犠打も決めた。19日の6回無死二塁ではバントが投前への小飛球となり、二塁走者・近本が憤死。選手会長は「大事な局面で失敗した。早めに決めたかった」と、挽回のつなぎも披露してみせた。

 堅守での貢献も見逃せない。8回1死から荒巻が放ったライナー性のショートバウンドを逆シングルで華麗に処理して二ゴロに。「ワンバウンドかな、と最初に思ったが打球が伸びた。打球に対して、下から合わせることができた」と振り返り、「緊迫した場面でああいうプレーは大きい」と胸を張った。

 きょう21日でシーズン前半戦が終了する。打率、出塁率でタイトル獲得を期す背番号51。今季3度目の宿敵3連倒へ向け、攻守に奮闘を続ける。(八木 勇磨)

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