阪神・藤川監督 「素晴らしいリリーバーたちの活躍だった」救援投手5人がつないだ鮮やか逃げ切り

[ 2025年7月21日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神2―1巨人 ( 2025年7月20日    東京D )

<巨・神>ナインを迎える藤川監督(中央)(撮影・西川 祐介)
Photo By スポニチ

 藤川監督が“大逃げ”を打った。2点リードの4回から継投策。競馬の単騎逃げが場内の盛り上がりを誘うように、制球に苦しんだとはいえ3回無失点のデュプランティエが交代を告げられると、東京ドームがざわめいた。

 「彼は本当に前半戦を頑張ってくれた。(直近4試合のうち)3試合で100球オーバー。本人の中でも少し疲労があったので、ここはスパッと交代した。特に大きな故障ではないです。3回も投げてくれれば十分」

 作戦はズバリ的中した。最初に送り出した岩貞が3安打されて1点差に詰め寄られた以外は、危なげがない。2イニングを任された湯浅、及川、石井、岩崎は、併殺も含めて5回からの5イニングを全て3人で料理した。

 このカード17試合のうち1点差ゲームが9試合もあり、猛虎が6勝3敗と勝ち越す。接戦の連続をものにできているのは、人材豊富なブルペンの力が大きい。イメージ通りに5人の救援投手をつないだ指揮官は、投手陣を惜しみなく称えた。

 「誰か1人が、1イニングの球数が少なければ複数回を投げられると思っていた。そこは計算通り。みんなが健康であることが担保されているからこそできる継投。素晴らしいリリーバーたちの活躍だったと思います」

 5番手の石井はリーグ歴代4位タイの31試合連続無失点。「後半はランナーを一人も出さなかった。1点差だけど、隙を見せずにできた」と一丸リレーに胸を張った。

 藤川監督は「前半戦最後の勝負どころ」と位置付けて、今回の昨季王者との3連戦に臨んだ。次週は球宴で4日間試合がない日程を利用し、宣言通りに投手をつぎ込んでいる。しかも、無理使いをしていない。この日は13試合連続無失点中のネルソンを温存。先発で5勝を挙げ、現在は出場選手登録を外れているドラフト1位・伊原はきょう21日に再登録可能で、中継ぎでスタンバイさせられる状態にある。仕掛けは二重三重。采配はさえ渡っている。 (倉世古 洋平)

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

野球の2025年7月21日のニュース