阪神が50戦ぶり5度目の零敗 藤川監督は中日・高橋宏斗の快投を称賛「すごく良かった」

[ 2025年7月17日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神0―6中日 ( 2025年7月16日    甲子園 )

<神・中>試合後の藤川監督(撮影・大森 寛明)
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 阪神は16日の中日戦(甲子園)に0―6で敗れ、7月初の2連敗を喫して6カードぶりに負け越した。森下、佐藤輝、大山が並ぶ自慢のクリーンアップトリオがそろって無安打に封じられるなど、相手先発・高橋宏の前に打線が散発4安打と沈黙。5月15日DeNA戦以来、実に50試合ぶり今季5度目の零敗となった。試合後、藤川球児監督(44)は敵軍エースの快投を認めつつ、3回の才木の犠打失敗を、勝敗を左右した一要因に挙げた。 

快進撃を続けてきた猛虎にも、こんな日はあるということだ。

 最後まで打線が得点を奪うことができず、スコアボードには9つの「0」が並んだ。頼みの中軸も、この日ばかりは沈黙。特に佐藤輝と森下がそろって無安打に終わるのは、6月19日ロッテ戦以来だった。「(高橋宏は)めちゃくちゃ良かったですね。やっぱりコントロールが良かった」と佐藤輝。6点を追う9回2死二塁で二ゴロに倒れ最後の打者となった森下も「打てなかった。修正して頑張ります」と気持ちを切り替えるしかなかった。

 零敗は今季5度目。5月15日DeNA以来、実に50試合ぶりとなった。10年以来15年ぶりの49試合連続得点という快記録を浮かび上がらせるほど、ここまでの「強さ」が際立つ敗戦だった。

 「すごく良かったですよね。ボールの軌道もこれまでより良かったと思います。才木も良かったですよね」

 試合後、藤川監督も攻略できなかった打線より、仁王立ちした中日・高橋宏の快投を称えるしかなかった。相手投手に完封を許したのは、意外にも今季初。リーグ屈指の強力打線が沈黙したのだから、高橋宏が最高のパフォーマンスを発揮したことは間違いなかった。

 ただ唯一、勝敗にかかわる具体的なプレーとして挙げたのは、3回の攻撃だった。先頭・梅野が11球粘った末に右前打。続く投手の才木が犠打を決めて上位打線につなげるシナリオだったが、1ボールから3球連続のファウルでスリーバント失敗に終わり、攻撃のリズムを崩した。続く近本は二直。飛び出した一塁走者も刺され、併殺となった。序盤に来た流れを、引き寄せられなかった。

 対照的に中日は、6回無死一塁で高橋宏が犠打を成功させた好機を生かして2点を先制。藤川監督も「野球のゲームとして才木はバントがうまくできず、高橋投手はバントを決める。投げること以外(も)セ・リーグはやらないといけない」と、この日の勝敗を分けた“紙一重”の差として指摘した。

 7月初の連敗を喫したが、2位・巨人とはまだ8・5差。この黒星を再進撃という爆発力に変えられるのが、2025年の強い猛虎だ。(遠藤 礼)

 ○…阪神は5月15日のDeNA戦に0―1で負けて以来、50試合ぶりの零敗を喫した。チームの49試合連続得点は、10年5月4日の中日戦から8月7日の同戦にかけての65試合以来、15年ぶりだった。前回は8月8日の中日戦で中田賢一に完封されており、くしくも再び竜の右腕に止められる形となった。

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