カーショーが異例のつぶやき投法 11度目球宴は実況席と会話しながら投球「シーズンじゃ絶対できない」

[ 2025年7月16日 12:17 ]

胸元にマイクを付けて投球したドジャース・カーショー(右)は捕手のドジャース・スミスとタッチ(AP)
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 ドジャースのクレイトン・カーショー投手(37)が15日(日本時間16日)、ジョージア州アトランタで開催された第95回オールスター戦でナ・リーグの2番手として登板。打者2人に安打を許すことなく1三振を奪って無失点で終えた。

 カーショーにとって11度目の球宴は「レジェンド枠」でコミッショナー推薦による選出。この日は投手としては異例の中継局のマイクを付け、実況席と会話しながら6球を投じた。大リーグでは内野手や外野手が中継局のマイクを付けて守備中に実況席とやりとりすることはあるが、投手では異例だ。

 先頭打者は両リーグ最多本塁打を誇り、前日のホームラン競争でも優勝したマリナーズ・ローリー。「速球でいくよ」と宣言し、うめき声を上げて投じた初球の速球は、左翼タッカーの好守もあって左飛に打ち取った。

 2人目のブルージェイズ・ゲレロの初球にも「また速球をいくよ」と宣言してストライク投球。カウント1―1からは「スライダー。いや、彼(捕手スミス)がカーブをほしいって。分かった」と話して代名詞のカーブを投げ、空振りを奪った。3球目は解説者の通算213勝左腕スモルツ氏に対し、「スモルツ、何を投げてほしい?」と呼びかけ。スモルツ氏が「スライダー」と要求するとその通りにスライダーを投げたが、ショートバウンド投球となり、「おっと、短い」と1球1球自身の投球を解説しながら投げた。最後は再度投げたスライダーで見逃し三振を奪った。

 ここでナ・リーグの監督を務めるドジャース・ロバーツ監督がベンチを出て交代。野手の1人、1人に「ありがとう」と声をかけたカーショーは、指揮官にボールを渡そうとすると「持っておけ」と言われ「ありがとう」と感謝して歓声に応えながらマウンドを降りた。

 降板後、取材に応じたカーショーは、マイクを付けながら投球したことについて言及。「元チームメイトから連絡が来て、“お前、変わったな”って言われた。彼らは正しいと思うよ。あの時は、絶対そんなことしなかっただろうね。でも、実際、楽しかったよ。レギュラーシーズンじゃ、絶対にできないことだった。でも、数人の打者を相手にできたのは、楽しかった」と登板を満喫した様子だった。

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