ドジャース・大谷 32号!日本選手初の「スプラッシュ弾」も…8年ぶり7連敗

[ 2025年7月13日 01:30 ]

ナ・リーグ   ドジャース7―8ジャイアンツ ( 2025年7月11日    サンフランシスコ )

3回に32号」2ランを放つドジャースの大谷(AP)
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 名物弾コレクションが加わった。ドジャース大谷翔平投手(31)が11日(日本時間12日)、敵地オラクル・パークでのジャイアンツ戦で3回に32号2ランを放った。日本選手初の右翼場外の海に飛び込む「スプラッシュヒット」。一時は逆転弾となったが、逆転負けを喫し17年以来8年ぶりの7連敗となった。

 誰もが見上げた。敵地のファンさえも大歓声。ぐんぐんと伸びたライナーが右翼席を越えた。気温15度と冷たい風の中「マッコビー湾」に上がった水しぶき。通算10試合目となったオラクル・パークでついに出た大谷の「スプラッシュヒット」だった。

 0―1の3回1死三塁。右腕ウェブのカットボールを鋭く振り抜いた。打球速度106マイル(約171キロ)、飛距離410フィート(約125メートル)の完璧な当たり。一塁を回って右手を掲げた日本選手初の「スプラッシュヒット」に、ジ軍ファンも熱狂した。昨年5月14日は右翼席を越えたものの、湾の手前のコンコースに落下。「打った瞬間行くかなと思ったけど、行かなかったのでちょっと残念だった」と悔しがっていたが、今季初めての試合だった同球場で、名物アーチを達成した。

 エンゼルス時代から「名物弾」を次々と攻略してきた。エンゼルスタジアム中堅後方の人工の岩山付近への「ロックパイル弾」。21年5月14日はボストンのフェンウェイ・パーク左翼の巨大フェンスを越える「グリーンモンスター弾」を放った。2日後の同球場でもう一つの名物の右翼ポールを巻く「ペスキー・ポール弾」もクリア。同じ年の6月にはレイズの本拠トロピカーナ・フィールドでの右翼看板上部の作業通路に当てる「キャットウオーク弾」もあった。

 くしくもこの日「スプラッシュヒット」が代名詞のレジェンドとニアミス。歴代最多35本をマークした通算762本塁打のバリー・ボンズ氏(現ジ軍CEO特別補佐)が、試合前にジ軍の打撃練習をグラウンドで見つめていた。ボンズ氏にも負けない規格外のパワーを改めて証明した。

 試合前、クラブハウスのホワイトボードには日本語で「今日勝つ」と力強く書かれていたが、4回に逆転を許して敗戦。大谷も4打数1安打に終わり、17年9月の11連敗以来8年ぶりに7連敗を喫した。デーブ・ロバーツ監督は「うまくかみ合うかどうかだ」と打線の奮起に期待した。

 大谷は21年に記録した前半戦自己最多の33本塁打にあと1本に迫った。残り2試合。地区2位のジ軍とは連敗前の9ゲーム差が4に。ここまでの勢いを水泡に帰すわけにはいかない。(柳原 直之)

 ▽スプラッシュヒット 00年開場のジャイアンツの本拠地オラクル・パーク右翼席後方のマッコビー湾に飛び込む本塁打。正式にカウントされるのはジ軍選手のみで通算106本。ジ軍以外では大谷で65本目で今季はフィリーズ・シュワバーに続き2人目。歴代最多はバリー・ボンズの35本となっている。「マッコビー」は、ジ軍OBでウィリー・メイズらと主軸を組み通算521本塁打し野球殿堂入りしたウィリー・マッコビーにちなんでいる。

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