広島・新井監督「相手は強力な中継ぎ陣がいる」4回好機に代打攻勢も及ばず阪神戦6連敗

[ 2025年7月9日 05:00 ]

セ・リーグ   広島1-6阪神 ( 2025年7月8日    マツダスタジアム )

<広・神(13)> 敗戦に肩を落とす新井監督(撮影・大森 寛明)
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 2位の広島は8日、首位・阪神に1―6で敗れ、2006年以来19年ぶりの同戦6連敗を喫した。新井貴浩監督(48)は、3点劣勢の4回にチーム勝ち頭の先発・床田を諦め代打攻勢で勝負に出たが、押し出し四球による1点のみ。阪神戦の連続無得点を21イニングで止めたが、計11残塁で5回まで毎回得点圏に走者を置く好機を生かせなかった。決定打不足が顕著で首位とのゲーム差は7・5に広がった。

 最後まで重苦しい空気を変えることはできなかった。今季初対戦となった阪神先発・才木に対し5回まで毎回得点圏に走者を置いたが、決定打を欠いて牙城を崩すことができず。新井監督は才木に5回で114球を投げさせた粘りを認めながらも、敗戦に悔しさをにじませた。

 「序盤からみんな追い込まれても粘って、球数を投げさせていたんだけどね。もう一歩というところかな」

 結果的に拙攻が敗戦に直結した。2点を先制された直後の初回は1死一、二塁から4番・ファビアン、5番・坂倉が凡退。3回1死一、二塁ではファビアンの二塁へのハーフライナーで二走・中村奨が飛び出して帰塁できず併殺に。才木を援護する形となり、中村奨は「僕の判断ミス」と猛省。指揮官も「あそこは冷静に(二塁に)帰らないといけない」と痛恨のミスに頭を抱えた。

 流れを変えるべく、4回の攻撃で新井監督が動いた。四球と安打で1死一、二塁とし矢野に代打・田中を送り四球で満塁。さらに先発の床田にも代打・秋山を起用した。左飛に倒れたが、続く中村奨が押し出し四球を選び、阪神から3試合、22イニングぶりの得点をもぎ取った。早い段階で勝負に出たことについて指揮官は「3点ビハインドでチャンスだったら代えざるを得ない場面。相手は強力な中継ぎ陣がいる。それを考えたら、チャンスだったら代えようと思っていた」と説明した。

 この1点で、さらなる反攻に転じたいところだったが、5回は無死二塁の好機でファビアン、坂倉、菊池と倒れ、6回以降は相手救援陣の前に沈黙した。マツダスタジアムでの阪神戦は今季7試合で計7得点。零敗3度で2点が最多と相手投手陣を攻略できないでいる。

 首位とのゲーム差は7・5に広がったが、下を向いている暇はない。9日の相手先発は広島戦通算11勝1敗で、マツダスタジアムでは8連勝中の大竹だ。虎の背中を見失わないためにも、今カード残り2試合の必勝が求められる。(長谷川 凡記)

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