ソフトバンクが交流戦優勝M1 石塚綜一郎が岩手・黒沢尻工時代は“遠かった”甲子園で決勝打

[ 2025年6月21日 06:00 ]

交流戦   ソフトバンク2―1阪神 ( 2025年6月20日    甲子園 )

<神・ソ>延長10回、適時打を放つ石塚(撮影・亀井 直樹)  
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 今日決める!ソフトバンクは20日、阪神に2―1で競り勝ち、交流戦の優勝マジックを1とした。延長10回に代打・石塚綜一郎捕手(24)が適時二塁打。岩手・黒沢尻工では縁がなかった甲子園で同じ2001年世代の及川が投じた初球の直球を仕留めた。投げてはリバン・モイネロ投手(29)が18試合制になった2015年以降の交流戦の最多奪三振記録を37まで更新。6年ぶり12球団最多9度目の交流戦優勝に王手をかけた。

 右中間を真っ二つに破った。1―1の延長10回2死三塁で、代打で登場した石塚が左腕・及川が投じた初球を仕留めた。

 「甘い球はいこうと思っていました。反応で打てました。右中間にあんな打球をあまり打ったことがなかった。落ちてくれと思いながら走ってました」

 一度は三塁へ向かいかけたが、相手の返球を見て慌てて二塁に戻った。タッチをくぐり抜けて何とかセーフになると、塁上で拳を突き上げた。岩手・黒沢尻工では縁がなかった甲子園で同じ2001年世代の及川から打ってヒーローとなり「僕は少ないチャンスで結果を出さないといけない。チームのために打てて良かったです」と笑みを浮かべた。

 今月4日には2軍降格を命じられ、小久保監督から「“左投手なら石塚しかいない”ってなるぐらい左は打っておけよ」と言葉をかけられていた。その“宿題”に必死に取り組んできた。「左投手の時には人一倍集中して、絶対に打ってやるという気持ちで立ってました」。打席の位置や狙い球の絞り方を工夫した。

 17日に1軍に再昇格し、前日19日の広島戦では代打で右投手の岡本から2点適時二塁打を放った。連夜の代打で今度は左の及川との対戦。「2軍でも対戦があって初めてではなかった」。何としてでも結果を出そうと燃えた。打席に集中していて甲子園の大観衆も気にならなかった。

 小久保監督は「よく打ちましたね。興奮しすぎて三塁まで行こうとしてましたけど」とニッコリ。「(2軍に)送り出す時に明確な目標設定をした中で、ああいうところで使おうと思っていた。このアウェーの中で、あの仕事をしたことを自信にしてほしいですね」と目を細めた。

 左かかと痛の近藤が欠場中で、大砲・山川も2軍調整中だ。その中でチーム一丸で白星をつかみ取り、交流戦の優勝マジックを1とした。きょう21日も勝って自力で6年ぶり9度目の優勝を決める。 (木下 大一)

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