メッツ・千賀 悪夢再び…右太腿裏痛め長期離脱も ナ・トップ防御率1.47で7勝目もIL入り

[ 2025年6月14日 01:30 ]

ナ・リーグ   メッツ4―3ナショナルズ ( 2025年6月12日    ニューヨーク )

<メッツ・ナショナルズ>6回、右脚を痛め倒れこむ千賀(AP)
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 メッツの千賀滉大投手(32)が12日(日本時間13日)のナショナルズ戦で右太腿裏を痛めて6回途中で降板した。5回2/3を1安打無失点で7勝目を挙げて6連勝に貢献した一方、負傷者リスト(IL)入りが決まった。6回の守備で負傷。13日(同14日)に精密検査を予定し、結果次第では長期離脱の可能性が出てきた。リーグ1位の防御率1.47など順調だったメジャー3年目、思わぬアクシデントに見舞われた。

 千賀は苦悶(くもん)の表情で倒れ込んだ。6回1死。エイブラムズを一ゴロに打ち取り、一塁ベースカバーへ走った。少し高くそれたアロンソの送球をジャンプして捕球。着地しながらベースを踏んだ瞬間、右太腿裏を右手で押さえて横たわった。

 ベンチからトレーナーらが飛び出すなど騒然。何とか立ち上がり、自力で歩いてベンチへ戻った。負傷降板するまで許した安打は1本だけ。3回1死から4者連続三振を奪うなど、ナショナルズを寄せ付けなかった。快投に酔いしれていた地元ファンからは悲鳴に似た声も上がった。

 試合後のクラブハウスは、6連勝で両リーグ最高勝率.652とし、2位のフィリーズに5.5ゲーム差をつける独走状態とは思えないほど重苦しい空気が漂った。カルロス・メンドサ監督は「ハムストリングの張りだ。明日、MRI検査を受けて程度が分かる。IL入りする。どうなるかは(診断結果を)待たなければならない」と表情を曇らせた。

 送球したアロンソは「ひどい気分だ」とうなだれた。千賀からは藤原通訳を通じて「ジャンプの前のステップで(異常を)感じていた。だから心配しないように」と伝えられても、両リーグ最多63打点を誇る主砲の心が晴れることはなかった。

 千賀は昨季も故障に泣いた。春季キャンプで右肩を痛め、戦列に戻った7月26日の試合で左ふくらはぎを故障。レギュラーシーズンの登板は、結局この1試合にとどまった。快調だった今季も再び悪夢が繰り返された。

 防御率1.47はリーグトップを守り、7勝は同3位タイとエース級の貢献。仮に長期離脱なら大きな痛手で、期待される7月15日(日本時間同16日)のオールスターゲーム出場も難しくなる。メンドサ監督は「彼には必ず戻って来られると伝えた。戻ってきたらチームにとって重要な存在になってくれる。必ず戻ってきてくれる」と軽傷を願った。(杉浦 大介通信員)

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